2023年11月15日(水) |
灯油がまた上がった! |
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いきなり冬になったので我が家では石油ストーブがもう稼働中である。特に87歳の母親の部屋ではストーブが大事である。上にやかんを載せてお湯をわかし、時には餅を焼くためにも昔のままの「石油ストーブ」が大切なのである。勝手な親切心を働かせてファンヒーターに換えると母が困るのである。
その灯油をオレは近所のガソリンスタンドに買いに行くのだが。去年は確か灯油1Lの値段が98円だったと思うのである。それが今年は104円くらいに上がっていた。なんということだ。
20年以上前は灯油なんて1Lで40円くらいだったと思う。灯油18Lの値段が780円くらいで、石油ストーブがもっともコスパのいい暖房器具だった。灯油が激安なので、一部の悪徳ガソリンスタンドの中には軽油に灯油を混入するという店もあったとかいうことである。半額くらいのものを混ぜるわけだから確かに安くなる。それでもエンジンは止まらないのだろうかと不安になるが、実際にはトラブルも起きていたのだろう。
それがいつのまにかじりじりと値上がりして、ついに灯油1Lは100円を超えてしまい、かつてのレギュラーガソリンのような値段になってしまったのである。
暖房用のコストはこうして上昇する一方なんだが、灯油がこうして倍以上に値上がりしているのはなんかおかしくないか? ガソリンや軽油はそこまで上がっていないのである。灯油だけがこんなぼったくり価格になるのは、税金の関係なんだろうか。いやいや、ガソリンよりも灯油の税は安いはずだ。だったらなんでこんなに上がるのだろうか。なんかカラクリがあるのかとオレは不思議に思うのである。そのあたりの事情を、石油元売り会社の関係者からぜひとも聞いてみたいのだ。オレはエネオスの株主だが、残念ながら内部に知り合いがいないので裏情報を入手できる立場ではないのである。
国はガソリン価格を抑えるために補助金を出している。その補助金が全額値下げに使われるわけではなく、一部は中抜きされて石油元売り会社が受け取る。そういうわけでオレはエネオス株を「買い」と判断して巨額の含み益を得た。もしも安くなるタイミングがあるなら、つまり国からの補助金がなくなるというタイミングで株価が下がるなら、それは新NISAの枠を活かして買うべきだろうと判断している。そして灯油価格がガンガン上がるのは補助金がないからなんだろう。
ただ、北海道のように寒さが大阪とは比較にならない地方では灯油の消費量も莫大だと思うのである。そういう地域の方々にとって、この灯油価格のぼったく上昇というのはかなりのインパクトがあったと思うのだ。北海道のような寒冷地の方々にとって燃料費が倍増なんてことは耐えられないと思うのであ
る。
北海道では教員に「寒冷地手当」というものが出るらしい。それは果たして灯油代の上昇分をまかなえるものなのだろうか。寒さが苦手なオレは、つくづく北海道で教員にならなくてよかったと思うのである。
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