2023年08月26日(土) |
タワマンは早く売り逃げだ! |
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昨年の東京の新築マンションの平均価格が1億円を超えたという。どうしてこんなに高くなってるかというと、どうも中国の富豪たちが「日本のマンションはまだ値上がりする」ということで投資用に買っているらしい。しかし、中国では不動産バブルがはじけたわけで、今は「より安全新たな投資先」として資金が日本に向かってるだけである。もしも「日本も下げ始めた」ということになれば、一斉に値上がりによる投資目的の購入者は逃げ出すので、マンション価格の大暴落が起きるだろう。そしてそれらの物件に資産価値以上の担保を設定している銀行もダメージを受ける。もしもオレが悪質な買い手なら、居住しているマンションのローンを滞納して銀行に明け渡し、競売に出される前に友人を使ってはるかに安い価格で任意売買で買い戻すというイカサマを考えるかも知れない。
株価が少し下げただけでも株主はビビる。大恐慌になればもうなりふりかまわず持ち株を売ろうとする。その売りがさらに値下がりを呼ぶから大恐慌になるのである。同じことがいずれ都心部のタワマンでも起きるとオレは思っている。
安く家を買いたかったら、今は郊外の戸建て住宅が安い。築年数が古いモノならそれこそ捨て値で出されている。リフォーム済みのものを見学してから選べるのできちんと自分の目で確かめられる。車庫が二台分あるとかこだわりの条件に合うものを選んだらいいだろう。人口減少に入った郊外では車庫なんて余りまくりである。オレの家の近所にはガラガラの駐車場や入庫車がなくて朽ち果てようとしているガレージがそこら中にあるのだ。
電設資材を買いにヤマダ電機に行ったとき、ヤマダでは家電以外に家も売ってることを知って驚いた.新築住宅もリフォーム済みの中古住宅も売られているが、ちょっと高めである。なんでその値付けなんだと驚くようなものもある。いくら新築でも大阪の郊外でたかだか30坪そこらの家を5000万で売るなよと思う。今ならせいぜい3000万がいいとこだろ。中古住宅なら1000万円以下で買えるくらい値崩れしてるのになんでそんな高いモノが売れるのかとあきれるのだ。
中国人の買い手が逃げたら東京のマンションは暴落するだろう。そして徐々にその効果は全国に波及する。最高値で売りたいなどと思わずに、売れるときに売って逃げるのが大事である。
日本には大量の空き家がある。学生数が減少した街では賃貸住宅の家賃崩壊が起きている。余ってる物件が多数あるのに高いモノに飛びつく人はまだまだ多い。賃貸住宅なのに「新築」にこだわる人も多いのである。
オレが生きてる内にそのバブル崩壊が起きるのかどうかはわからないが、中国ではもう不動産バブルがはじけて恒大集団という大手が破産しているわけだ。中国元が暴落すれば、今日本の不動産を買いあさる中国人の勢いも弱まるだろう。オレは日々の為替の動きを注視しているが、最初に兆候が現れるのはそこだと思うからである。
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