2023年07月27日(木) |
札幌首切り事件の謎 |
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ラブホテルで男性が殺され、その頭部が胴体から切断されて持ち去られるという事件がススキノで発生したわけだが、オレは家族ぐるみでこの犯行を行った一家がどうして完全犯罪を狙わなかったのかと不思議に思っている。
そもそも死体が見つからなかったら「殺人事件」ということはわからないわけである。もっとも容疑者女性は解体して頭部以外の残りのパーツもスーツケースに詰めて運び去ろうとしたができなかったということも言われている。だったら死体を隠すという意図はあったわけである。ただ思ったよりも手間取ったのでクビを斬った時点であきらめたということである。
見つからないところに死体を隠す方法としては、オレが真っ先に考えるのは「湖に沈める」である。札幌の近くには支笏湖のような深い湖がある。コンクリで固めてこういうところに遺棄してしまえば浮かんでくることもない。
それ以外の方法としては、あの立派なコンクリ作りの自宅に誘い込んで殺害後、厳重にシートにくるんでほとぼりが冷めるまで何年も保管し続けるという方法である。父親は病院勤務なんだから死臭を隠すような方法も思いつけただろう。
他にも娘が道路に突き飛ばしたところを父親のクルマではねて、交通事故に見せかけて殺すとかいうこともできただろう。どうしてすぐに発覚するような殺し方をしてしまったのだろうかという謎である。
もともと引きこもりニートだった娘には何も失うものはなかったかも知れない。しかし父親は病院の勤務医として社会的地位も高く、多くの人に信頼されている立場だったわけで、犯罪に関与することで失うものがあまりにも大きいのである。そこに大きな疑問があるのだ。
おそらく29歳の瑠奈容疑者には「殺してまでこの世から消滅させたい」という殺害相手の男性への強い憎悪があったのだということは推測できる。そこまでの気持ちがあった以上、家族がすべてを捨てて娘のために協力したということも、納得できるわけではないが、ある程度理解できるのである、
江戸川乱歩や横溝正史の小説にありそうな事件が現実に起きたことに対してオレはかなり驚いてるのだが、やるからにはもっと巧妙に謎を仕掛けて欲しかったというか、完全犯罪を計画して実行すべきだったんじゃないかというのが、単なる野次馬としてオレが思うことである。
どんなクソ野郎であったとしても「殺されてもOK」という人は居ないわけで、今回の事件を正当化することは出来ない。どうしてそのような行動に至ったのか、一家3人の証言をつなぎ合わせていけば事件の真実が見えるのだろうか。それにしても闇の深い事件である。
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