2023年06月16日(金)

頑張れサイゼリヤ

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　オレはファミレスの中ではサイゼリヤが好きだ。安いというのも理由だが、それ以上にオレがこの会社を応援したい理由がある。それはこの物価高の中で値段据え置き、その上バイトの時給を１３００円（東京地区）に上げて業績が悪化しているからである。他のファミレスがメニューをどんどん値上げしてるのに、価格据え置きでがんばってるサイゼリヤは本当に立派である。

　そうしてがんばってるサイゼリヤも、赤字になればさすがに値上げされるかも知れないし、バイトへの時給アップも困難になるかも知れない。それはオレにとっても困るのである。サイゼリヤはオレのような貧しい庶民の味方なのだ。絶対に守らないといけないファミレスなのだ。

　だからオレはみなさまに訴えるのである。どうかサイゼリヤに行ってください。どんどんそこで食べまくって、デザートも注文して、お店の利益に貢献して下さいと。客単価を上昇させて売り上げＵＰ、利益ＵＰをさせてやってくださいと。

　サイゼリヤには商業施設に入ってるタイプの店と、駐車場付きの郊外ロードサイド型の店と２タイプがあるが、オレの行動範囲内には両方ともある。空いている店でゆっくりとパソコンを立ち上げてのんびりするのもいいし、ちょっとお茶するにもいい。もしもオレが大学生ならきっとドリンクバーで居座っただろう。ただ、そうして居座られると店の利益には貢献しないのでやめてくれ。素早く食べてお金を払ってさっと出て行くというのがベストである。

　サイゼリヤの注文方式は、このＩＴ化の時代に逆行して、なんと注文用紙に手書きでメニュー番号を書いて出すのである。アナログなやり方だが確実だ。タッチパネルでの注文が苦手なお年寄りにも優しい仕様である。オレは時々タッチパネルに触れても反応してくれないので「老人の肌には水分がないからだろうか」と悲しくなるのだが、そういう恥ずかしい思いをしなくてすむのもこの手書き方式の利点である。

ファミレスにはそれぞれ個性がある。ロイヤルホストのような高級店もあれば、ガストのような低価格路線の店もある。デニーズのようにどっちを目指してるのかよくわからない店もある。ジョイフルはハンバーグの照り焼き風のソースが絶品だ。オレはいろんなファミレスでその看板メニューを食べ比べたいのである。

　ファミレスの株主になると基本的にどこでも「優待お食事券」がもらえる。株価と比べてあまりにもショボいところもあれば、めっちゃお得なところもある。個人的にオレがお勧めなのは ３３８７の「クリエイト・レストランツ・ＨＤ」である。１０万円出して最低単位（１００株）所有すれば、一年間に二千円分の優待お食事券が２回もらえるのである。優待利回り４％ということになる。これまでの経験則で行くと、このようなお得な優待のある銘柄は必ず値上がりする。７５５０「ゼンショーＨＤ」は１４年前は５００円前後の株価で、５０万円の投資で年間に２４０００円分の優待お食事券がもらえるチョーお得な銘柄だったが、今日の株価は６３５４円、実に１２倍以上になっているのである。もうお得でもなんでもないのである。つまり、優待がチョーお得なところはいずれ値上がりしてお得でないレベルになってしまうという法則なのだ。

そういう意味では今のサイゼリヤの株価は優待に比べてかなり高い。今の業績悪化を考えればさらに株価は下げるのかも知れない。だから投資はあくまで自己責任であると言っておきたい。