2023年04月24日(月) |
果たして総選挙はあるのか? |
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補選での「4勝1敗(実は壺勢力全勝)」を受けて、岸田総理周辺では「解散総選挙」が言われるようになった。今解散に打って出て、この勢いで議席を増やしたいということのようである。地方議員が倍増して調子に乗ってる維新の会が準備が整わないうちに選挙をやりたいという思惑もあるようだ。
自民党がこうして解散総選挙を急ぐならばその理由はおそらく「立憲の代表が泉というボンクラのうちに叩きたい」ということもあるのかも知れない。もっともそのあたりの印象は西と東では異なっていて、西日本、特に関西では立憲は全くダメなんだが、首都圏では維新という「改革政党のふりをした自民党2軍」に票は集まらず、立憲やれいわなどの勢力ががんばっている。東西で違った現象が生まれているのである。
自民党は維新の躍進をむしろ喜んでいるだろう。それはマスコミの報道が「維新躍進の秘密」などという維新ヨイショ番組に終始していることからも明らかだ。自民党と目指す方向性が同じで、巧妙に労働者への搾取を強化し、利権(ゼニ)を追い求めるだけの維新の会は自民党との親和性が高い。その実態は自民党2軍、あるいは自民党スガ派とでも言うべきものである。関西では自民党への批判票を維新がうまく獲得し、本来その票を獲得しないといけない立憲、共産、れいわなどが伸びなかった。報道がある程度正しく機能している関東と、維新に支配されたロシア、いや大阪との違いである。
立憲の泉代表がボンクラなのはひとえに共産党との距離の取り方にある。連合の芳野会長は統一教会レベルに近い共産党嫌いだが、その影響なのか、あるいは配慮なのか、連携し合わないといけないところでちゃんと連携できない。だから今回の補選では千葉のように分裂選挙になって自民党が漁夫の利を得ることになってしまったのだ。
立憲は幹部の総入れ替えが必要だ。しかし、入れ替えたところでまともな人材があるのか。自民党ときちんと対決姿勢を取れる、つまり「戦う民主党」というイメージを打ち出せ得るような人材があるのか? ということである。ジャスコ岡田みたいな過去の人間ではもう何も変わらないし、枝野もこないだ共産党やれいわをdisっていたからダメだし、蓮舫や辻元清美ももうお呼びではないのである。立憲にどういう人材が残ってるのか、オレは立憲に詳しくないので教えて欲しいのである。
維新は大阪府下の首長を総取りしようとして、まともな市長がちゃんとした行政運営をしている高槻や寝屋川の市長選挙に維新候補をぶつけてきた。そこではもちろん現職が勝ったわけだが、高槻市などは松浪健太という(維新としては)大物候補をぶつけて必勝態勢で臨んだわけである。そこで維新詐欺に騙されずにきちんと正しい選択をした高槻市民にオレは拍手を贈りたい。
「身を切る改革」以外にまともな政治主張を持たない維新は、子育て重視と言いながら実際はコンロの火の前で赤子を抱っこする虐待野郎の音喜多とか、もとDV加害者とか、もと痴漢とかを議員にしているわけで主張と実態が全く乖離している。こんなイカサマ政党はいずれ瓦解するだろうとオレは見ている。問題はそこではなくて「改憲勢力」の拡大である。
今、真に憲法を守ろうとしている国会議員の数が激減している。改憲勢力はすでに2/3を超えてるし、統一教会の教義に沿った方向で作られた自民党改憲案の中味は国民にはほとんど知られてない。国民はいつのまにか「自民、維新、公明」といった改憲勢力を選挙でアシストしているのである。もしも国会で改憲案が承認され、国民投票が決まればそれに合わせて北朝鮮のミサイルがいっぱい日本海に打たれるだろう。「国を守らないといけない」と多くの国民がだまされて改憲を支持してしまうのである。
ナチスによってワイマール憲法が踏みにじられたように、自民党は「緊急事態条項」で戦時体制を合法化しようとする。そして中国やロシアの脅威を宣伝する。そうやって日本を軍事国家にして誰が喜ぶのか。武器をたくさん買ってもらえるアメリカである。その流れを断ち切る方法はただ一つ、自民公明維新(国民)に投票しないことだ。それ以外に日本を破滅から救う方法はないのである。
中国が台湾への武力侵攻を行うとき、その戦場になるのは台湾ではなく日本であることを我々は理解できているだろうか? 日本本土で代理戦争を行うことで、中国は台湾を無傷で手に入れることができるのだ。
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