2023年02月26日(日) |
恐怖の衣料用洗剤 |
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風呂上がりにバスタオルで体を拭こうとして、オレはそのバスタオルが強烈な匂いを出してることに気付いてあわててカラダから離した。鼻をつくその異臭にオレは恐怖を感じたのである。オレは化学物質過敏症なので、衣料用洗剤は無添加の低刺激のものを使っている。しかし、それ以外のもの、たとえば柔軟剤などを妻や母が勝手に使用したのならこの強烈な異臭も理解できる。それにしてもこれは強烈すぎる匂いである。
オレは直ちにそのバスタオルを外に放り出して、他のバスタオル数枚に鼻を押しつけて匂いを嗅いだ。すると同じ異臭のものがもう一枚あった。それも排除する。そして気になってタンスに入ってるオレの下着類の匂いを嗅いでみると、タイツや靴下に同じ異臭のものがいくつかあった。すべてチェックしてからオレは妻や母に確認した。「なんか変なもんいれてないか?」しかし両者の答えはノーだったのである。どちらかが嘘を言ってるということだった。
うっかり刺激性のある成分が付着したバスタオルでカラダを拭いたり、その下着を身につけたりしてしまうと、接触した肌の部分が赤く腫れ上がったり湿疹ができたりして強烈なかゆみを伴うダメージが発生する。その回復には早くて一ヶ月、長いときは半年くらい苦しむのである。しかし、この苦しみは被害を受けたことのない人には絶対に理解してもらえないのだ。オレの苦しみは健常者には常に無視され、「おまえがおかしいだけや」と思われてしまうのである。
オレの次男にも同じ症状がある。幼稚園の制服が少し黄ばんでいたということでオレの母が漂白したということがあった。その結果、その制服のポロシャツの直接接触した部分の肌が真っ赤に腫れ上がってしまったということがあった。オレは「なんでそんな余計なことしたんや!」と母に抗議したが、母は「だったら汚れたのそのまま着せるのか?」と話にならなかったのである。
衣料用洗剤のこのような健康被害がどうして話題になりにくいか。それはテレビCMの大事なお得意様だからである。そんなことをテレビ番組で特集したり、新聞記事にすればスポンサーからの圧力がかかってしまうので自主規制されているのだ。皮膚科医の方もそれを心得てるのか「よくすすいだら大丈夫」と著書に書いている。アトピー性皮膚炎の専門家を語るゴミ屑皮膚科医もいる。そういう人間は悪の側に加担する極悪非道の悪徳医師である。
もしもあなたが受診している皮膚科医が、このような健康被害について無知だったら、受診する医療機関を変えた方がいい。奈良県にある有名な皮膚科の医院にかつて息子を連れて行って、ついでにオレも診てもらった時にオレはそれを質問したが相手が理解していないようだったので「こんな藪医者にはかかるな!」と通院をやめさせたことがあった。
オレは自分の皮膚の湿疹の原因が何であるのかを、自分でいろいろと調べてなんとかつきとめた。それを医師に伝えて病名を説明し、適切な処方薬を出してもらうようになってやっと症状は軽快したのである。
店先にはさまざまな柔軟剤、部屋干し剤、衣服をふんわりさせる謎の添加物、TVでばんばんCMを打たれている商品が並んでいる。その中には大きな健康被害を出しているのに、その事実が隠蔽されて販売されている危険物が多数存在する。そんなものに騙されてはダメだ。
オレは30半ばから髪が薄くなった。その原因はオレがずっと使い続けたサンスタートニックシャンプーのせいだと固く信じている。だから失われた髪の損害賠償を求めたいくらいである。しかし因果関係の立証は難しく、裁判で勝てる見込みはない。「おまえのハゲは遺伝だ!」で片付けられそうだからである。
危険な柔軟剤の中には「無香性」をうたっているものもある。匂いがしないとその危険性を認識することもできないわけである。匂いがあるからこそ危険回避が可能なわけで、そんなステルス爆弾は販売を即座に禁止するべきだ。
食物のアレルギーと違って衣料用洗剤のアレルギーはいきなり生命に関わるわけではない。だからその危険に関して世間の人々はあまりにも無関心である。オレは粘り強くその危険性について訴えていきたいのである。「よくすすげば大丈夫」などと著書に書いていたGという皮膚科医は地獄に落ちろよと思うのである。
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