2023年02月19日(日) |
大阪南部がヤバい! |
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堺市で深夜に路上強盗が連続して発生した。一人で歩いている人を7〜8人の男達が取り囲み、車で拉致したりどつきまわしたりして金品を奪うというものである。被害者はもしかしたら殺されていたかも知れない危険な行為だ。このような治安の悪化が大阪では起きているのである。
昨年は堺市美原区のコンビニで、大麻取引のトラブルで少年がナイフで刺されるという事件が起きている。オレはそもそも深夜に出歩くことがないが、近所のコンビニで深夜にDQNたちがたむろしているということはよく聞く。この連中がもしもフィリピンからルフィに指示を受ければたちまち強盗団になってしまうのかも知れない。どうしてこんなに治安が悪くなったのだろうか。
大阪は全国学力テストで最下位になったこともあり、小学校中学校の教育環境が非常に悪く、公教育が崩壊しているということはよく言われる。生徒数が減る以上に学校が整理統合されてしまうために少人数学級も実現せず、病気で休む先生や辞める先生が多いために現場は慢性的に人が足りないのである。そうした公教育の崩壊と、青少年の非行や治安の悪化は無関係だろうか。
児童虐待の件数も大阪は日本一多い。学校現場が疲弊している一方で家庭も崩壊しているのである。だったら児童相談所に人を配置してフォローを、と言いたいのだが人口あたりの公務員(正規雇用)の数もどんどん減らされ、パソナなどの派遣に置き換えられているわけである。
どう考えても大阪は衰退しているのだ。さまざまな公共サービスがどんどん削られる中で今起きていることは何か。それは「大阪の独裁化」である。府議会で与党である維新の会が過半数を占めた結果起きたことは議会軽視だった。知事の専決処分で半分近いことが決められているのである。思いつきで吉村知事が発言したことに振り回されて職員達は悲鳴を上げている。
その大阪南部にオレは暮らしている。そもそもこのDQN化を食い止める方法があるのだろうか。学力が低く、しかも世帯年収の低い層が進学する公立高校は毎年どんどんなくなっていく。電車通学して遠くの私学に行くようになっても、朝起きることができずにそのまま不登校になり、進級できずに退学していく。大阪は高校生の不登校生徒数が日本一多いが、その結果として中途退学も日本一多い。高校の現場はすでに末期的な状況なのである。これでも「大阪が良くなった」と言えるのだろうか。「吉村さんのおかげで私立に進学できます」「授業料無償化で助かりました」と言っていいのだろうか。
維新行政で豊かになって栄えているのは大阪でも淀川の北、大阪市内では梅田周辺だけと言われる。大阪市内でも切り捨てられた地域がたくさんあるほどなのだ。郊外はさらに過疎化が進み、バスの本数が減り、限界ニュータウンが生まれている。高度成長の頃に開発されたニュータウンの多くは今は人口も減り、高齢者ばかりの街になってしまった。たいした産業のない大阪から若者はどんどん出て行ってしまうのである。工業化、商業科の高校を潰したことで、その卒業生が働いたであろう町工場もまたどんどん消えていったのである。
その滅び行く街で過ごしながら、オレはこの流れを食い止めたいと思っている。そのためには衰退の責任者である吉村知事をやめさせ、維新行政を終わらせないといけないのである。吉村知事の出身である河内長野市にある「大阪府立花の文化園」では、予算がないのか実物の花の代わりに花壇にはチューリップの造花が並べてあるそうである。
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