2023年01月23日(月) |
日本が戦場になる日 |
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岸田首相は国会を通さずに閣議決定で自衛隊に敵基地攻撃能力を持たせることを決定した。これで自衛隊は先制攻撃することが可能になったのである。もはや「専守防衛」という本来の意義から完全に逸脱した今、日本にはどういう未来があるのだろうか。
「攻められたらどうする」とロシアに攻められたウクライナを見て多くの人は語る。しかし、あまりにも理不尽とはいえ、ロシアにはウクライナを攻める理由があった。だから戦争が始まったのである。ロシアはNATOが今以上に東に拡大することにビビって、それでウクライナを簡単に占領できるとたかをくくって攻めたのだ。
今、中国やロシアは日本を攻める理由がない。これが実は外交上一番大切なことである。攻め込む理由がない国を突如攻撃するということは通り魔と同じである。多くの日本人はこの「攻め込まれたらどうする」という自民党のクズ議員やネトウヨたち、統一教会の連中のアピールにだまされているんのである。貿易相手国であり、両国の間を多くの人が行き来しているのにその国がいきなり「攻めてくる」なんて考えるのはかなり失礼なことではないか。
今、極東地域で起きそうな軍事トラブルは「中国と台湾の戦争(中国から台湾への一方的な侵略)」しかないのである。これに関しては習近平が自ら「やる可能性がある」と語っているわけだ。だから日本周辺で起きそうなことといえば「中国軍による台湾侵攻」だけである。
さて、この台湾侵攻にアメリカは介入する予定である。中国にもそれは公言している。だから中国は侵攻に踏み切れないわけだ。だからこの当事者というのは中国、台湾、アメリカの3国だけである。そこに日本は入ってないのである。
中国はどうすればこの戦争に勝てるのか。アメリカ軍が参戦できないように沖縄などにある米軍基地を破壊することが必須になるだろう。それをアメリカ軍が防ぐにはどうすればいいか。先制攻撃で中国の基地を破壊して、米軍基地を攻撃できないようにすればいいということになるのだ。さて、そこまで考えたバイデンはどうしたか。先制攻撃を日本にやらせればいいではないか。そこで岸田(馬鹿)を焚きつけたのである。「日本もウクライナみたいになるぞ」それで岸田はあわてて防衛費を増額してアメリカから時代遅れの武器を買いまくることを受け入れたのだ。
戦争は米軍から自衛隊に「中国本土の○○基地で攻撃準備の兆候が見られる。すぐに攻撃して無力化せよ」という命令が下された時に開始される。その命令に日本は逆らえないのである。有事には自衛隊は独自の行動ができず。米軍の指揮下に入るからである。日本から放たれたミサイルは中国の軍事目標を破壊するが、もちろんその報復のミサイルが日本本土にある米軍基地を破壊する。パトリオットなどの迎撃システムですべての攻撃を完全に防ぐことは不可能だからである。
中国にとって。戦場が台湾ではなく日本になることは都合がいい。手に入れたいのは台湾の工業力であり、技術力なのである。それを破壊してしまったら何の値打ちもない。だから日本の領土内でドンパチすることは中国の国益にもかなうのである。
アメリカにとっても、戦場が日本であることは都合がいい。自国の被害を出さずに世界にアピールできるのである。そして日本の自動車産業が壊滅すればGMなどのアメリカの自動車産業が覇権を奪回できるのである。
岸田というのは救いようのない馬鹿だ。オレがここで書いたようなシナリオを断固拒否してバイデンの要求を突っぱねればよかったのである。しかし、彼はアメリカの忠実なポチなので拒否できなかった。オレが総理ならバイデンに「アホかおまえは!」と怒鳴りつけただろう。
中台戦争の第一弾を撃つのは日本になった。これはもう間違いない。アメリカは戦略的にもっとも有効な日を想定して指揮下にある自衛隊に攻撃命令を下す。「戦争放棄」の憲法9条はその時にはもう存在しない。改憲とは日本国民のためではなく米国やその軍需産業のために必要なのである。そして報復のためのミサイルが岩国や三沢の米軍基地に着弾して米軍はたちまち無力化される。台湾は核ミサイルの発射予告を受けて、無条件降伏するというのが戦争の流れである。
これを防ぐ方法はただ一つ、日本は戦争なんかしたくないという意志を、日本の為政者が習近平に見せることである。残念ながらそれは期待できない。勝手に中国と仲良くしたらアメリカは日本に対してさらなる圧力をかけてくるだろう。それを拒否できる政治家は山本太郎しかいない。
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