2022年07月30日(土) |
大阪府の違法な公金支出について |
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深夜の読売テレビで、なんと大阪府のCMが流れていた。
「授業料無償化制度が手厚い」
ということが画面にはっきりと文字で出ていて、いかにも高校生のお母さんという感じの方が出演されていた。オレはそのCMに対して激しい違和感を覚えたのである。
「無償化じゃない!」
からである。「さまざまな条件を満たした一部の人だけに授業料が無償化される」これが確かな事実であり、誰もがその恩恵を被ることができるわけではない。ところがCMではそうしたことに全く触れていない。画面にとても小さく「大阪府が定める所得制限等の条件があります」と出てるがそんな文字は誰でも見落とすだろう。このようなCMは誇大広告に当たり、法律で禁止されている内容ではないのか。
早速オレは大阪府に問い合わせのメッセージを送った。その上で今こうしてこの記事を書いているのである。その違法性について列挙したい。
私立高校の学費が一部無償化されるということは大阪府独自の制度ではない。実は民主党政権時代に始まったものであり、今は全国の都道府県で実施されている。所得制限の厳しい大阪と違って東京ではなんと世帯年収1000万以下の家庭ではすべて授業料無償化が実現している。その原資は国庫からの交付金である。大阪府知事がまるで府のお金を出してるかのように恩着せがましく宣伝しているが、それは真っ赤な嘘である。
本当ならもっと広く補助されないといけないのに、大阪府はいろんな所得制限を加えて対象者を絞り込み、その差額を浮かせてるのである。これはコロナ療養者のために国庫から出ていたお金を中抜きしたのと同じ手法である。
この「私学無償化制度」のことは参議院選挙の政見放送でも使われている。その政見放送はyoutubeなどで誰もが見ることができるが、その中で松井一郎は「入学金の無償化」とほざいている。大阪府の私学で、入学金を無償化の対象にしている学校は一つもない。明らかな嘘を平然と政見放送の中で語っているのである。もはや悪意のある詐欺師と言うしかない。まあこのようなことを書いたことでと、オレは水道橋博士のようにスラップ訴訟を仕掛けられるかも知れない。そのときは堂々と受けて立つつもりである。
大阪府は読売テレビに広告料を支払ってるのだろうか。もしも支払いが発生してるならそれは間違った公金支出である。本来そのような内容は一部の人だけが必要とするものであり、中学校の子を持つ親だけに伝わればいいのである。もしもそのCMを見て一般の人が「大阪府スゲー」「吉村知事サイコー」と思うならそれは誤解も甚だしい。大阪府は全然すごくないし、吉村知事はただの無能なヘタレの卑怯者である。
大阪府がオレの問い合わせに対してどんな答えを返してくるのか。オレは期待している。どんなクソみたいな回答があるのか。楽しみである。
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