2022年02月12日(土) |
プリウスのダサさについて |
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老人の暴走事故の時によく話題になるのは、その事故を起こした車種がトヨタ・プリウスであることだ。トヨタ自動車にとってもこれは非常に迷惑なことだろうし、プリウスに暴走老人が多いということは特筆に値すべきことだと思うのである。オレもふだんの運転時には枯葉マークのプリウスには絶対に近づかないということを心掛けている。事故に巻き込まれて死にたくないからである。
事故のたびに「プリウスロケット」などと揶揄されるのも、それが踏み間違いで暴走する老人らしいからだろう。そういえばあの池袋の暴走事故を起こした飯塚幸三が運転していたのもプリウスだった。
オレの周りでプリウスに乗ってる人が数人いるが、河内長野から大阪市内に通勤している従兄弟が燃費を考えてプリウスに乗ってることはまあ理解できる。日常的に運転している人にとっては燃費がいいというのは重要な問題だからである。もっとも「コスト」というのは税金や車両本体価格、メンテナンス費用とトータルで考える必要がある。そうなると最強なのは軽自動車だ。金持ちでも軽自動車に乗る人がいるのは、それが一番コストパフォーマンスに優れている方法だからからである。
その「燃費重視のコストカッター」に愛されるはずのプリウスに、なぜ車両本体価格がかなり高価な豪華仕様が存在することである。前のバンパーの下にベロみたいなでっぱりがついてるやつもある。超扁平のタイヤにしているやつもいる。タイヤを幅広にして超扁平にすると燃費悪化につながる。どうしてそんな矛盾することをするのか。
昔、ビッグマックを食うやつがダイエットコークを注文するという矛盾が話題になったが、車の燃費を気にするようなケチな人間が車の値段が上がってしまうようなオプションを付けるのは本質的に間違ったことだと思うのである。オレのような普通の思考回路の人間には思いもよらない。だから街でホイールキャップがついたような低グレードのプリウスを見ると安心するのである。「正しいエコカー」というのはそういうダサさが必要なのである。「とにかく安く」という方向にまとまっていないといけないのである。
低グレードのプリウスはとにかくダサい。そのダサさはこれが日本を代表する自動車メーカーの主力車種であるということが恥ずかしくなるほどである。そんな情けない車をマイカーとして所有していることだけでも恥ずかしいのである。もっともクルマというのはそれぞれの好みが反映しているし、その好みも人ぞれぞれなのでオレとは違った感性の方にはプリウスが素晴らしく見えるのかも知れないのである。
天下のトヨタ自動車のカーデザイナーの感性と、オレというただの暴言罵倒野郎のジジイの感性を比較した場合、前者の方が優れているというのが世間一般の価値観だろう。そのために世間の多くの美意識に欠けた人々はプリウスをカッコいいと勘違いさせられているのである。本当に残念なことである。
オレはこれからもプリウスのダサさを頑張って訴えていきたい。それが人々に正常な美意識を植え付けるために大事だと思うのである。ダイハツ・ロッキーのデザインは素晴らしいのである。
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