2021年11月26日(金) |
日本に革命が必要な理由 |
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先の総選挙で自民公明維新が大勝した。特権階級の人たちが自分たちの利権を守り続けるだけではなく、自民党の2軍である維新の会を巧妙に批判票の受け皿にして与党はそれまでの状況を守り続けたわけで、その後岸田首相の打ち出す政策はすべて特権階級や政府に群がる中抜き屋のための政策である。
たとえば今回の18歳以下の給付金支給だが、そのための事務手続きのために1000億円かかるそうである。対象者の選別や振り分けに手間がかかるので時間もかかるという。こういう余計な作業にどうしてゼニを無駄にして、パソナとか電通に利益を与えるのだろうか。一律支給にして、人口✕10万円をそれぞれの自治体に特別交付金として配って、そっちで支給事務お願いしますとやればそれでOKじゃないか。マイナンバーと紐づけさらた口座があればそこに振り込んだら終了だろと単純に思うのである。
与党や維新に投票する人たちは現状を肯定する人たちと馬鹿の2種類である。現状を肯定する人たち、いわゆる特権階級の人たちや金持ちや既得権益者がそこに投票するのは仕方がない。そして何も考えていない貧しい馬鹿が投票するのも仕方がない。
国民から搾り取ったゼニを特権階級の人たちが山分けする今の仕組みを変えるには、投票に行かない人たちが結集し、そして与党に投票している馬鹿たちの意識を変えるしかない。どちらが簡単なのかというとオレは前者だと思っている。
「投票に行っても何も変わらない」ということは絶対にない。共産党やれいわ新選組の得票が増えれば自民党は確実にビビるのである。そういう政党が政権を取れば自分たちのこれまでの悪事が明るみに出て、安倍晋三は確実に刑務所にぶち込まれる。それで自民党は自分たちが表に出ないで、橋下徹などを使ってれいわ新選組を叩いてるのである。
日本の歴史の中ではこれまで一度も民衆による革命は成功していない。戦国時代などでは特定地域で武士の支配を脱して住民の自治が行われたこともあったが、全国的な規模ではない。だからこそオレは革命を切望するのだ。
れいわ新選組は来春の参議院選挙で大阪選挙区に単独候補を擁立するという。その場合当面の敵は維新の会だが、オレはこの戦いを通じて維新の会という組織の反社会性が日本中に正しく伝わればと思っている。
国民がみんな馬鹿のままで奴隷として特権階級に奉仕すればいいと今の支配階級の人たちは思っている。そうした計画を実行する実働部隊として、反知性主義、反教養のマイルドヤンキーの集まりである維新の会が勢力を広げているのである。公立高校の図書館司書の廃止というのはその一例だ。大阪ではテレビを使った洗脳が功を奏してテレビでは吉本芸人が吉村知事をアイドルのようにもてはやしている。そうした醜悪な番組を流すのは壮大な実験なのである。それを全国規模でやることで、つまり芸人に与党政治家をヨイショさせて野党をまるで悪の集団であるかのようにこきおろさせれば、何も考えてない大衆はそれを信じてしまうのである。
先日も「共産党は暴力革命の方針を堅持する」などということが閣議決定されていたようだが、戦前の治安維持法の時代から何も進歩していない。共産党やれいわ新選組が目指すのは「暴力革命」ではなく、選挙結果による革命、民主的な手法の革命である。結果としてそれが支配階級の多くを刑務所にぶち込み、「暴力」として作用することをオレは否定しないのだが。
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