職場からの帰り道にロッキーがパンクしてしまった。なんか感じが違うなと思ってクルマから降りて確かめると右後輪がパンクしていた。近くのガソリンスタンドまで行き、修理を依頼すると、タイヤ交換しないと無理と言われ、近くまで走れるように応急修理してくれた。「もうお金はいいです」と言われ、親切な店主に感謝してそこから近いイエローハットに電話したら、在庫はないけど翌日に入るとのこと。それでクルマをイエローハットまで移動させて預けた。ロッキーの新車装着タイヤはBSのエコピア150、サイズは195/60R17という特殊サイズである。ロッキーとライズにしかこのサイズはなく、そのため選択肢もほとんどないのでオレは新車装着タイヤと同じエコピア150に交換することにした。減り具合は違うけど他の3本と銘柄はそろえておいた方がいい。
タイヤはバラで買うよりも4本まとめていくらというふうに値引きしてくれることが多い。たぶん次回交換の時にバラ3本よりも4本まとめての方が安いだろう。その頃にはBS以外のメーカーからも出ていて選択肢が増えているかも知れない。
大学サイクリング部の時、タイヤは自分で簡単に交換できるのでいろんな銘柄を試すことができた。フランスのWOLBERというメーカーのスーパーランドナーというタイヤが軽くてお気に入りで装着していたことを思い出す。クルマとなるとそんなに簡単には交換できない。
三菱FTOに乗っていた時、タイヤサイズは205/50R16だった。オートバックスで韓国性のクムホというメーカーのタイヤが4本で28000円という信じられない安さだったので交換したが、硬くてとんでもなくグリップが悪く、それまでつけていた国産のタイヤとは全然違った。唯一のメリットは「硬いからなかなか減らない」ということだった。雨天性能も最悪で、おかげで慎重に運転するようになり安全運転につながったのである。命を預けている以上、タイヤはいいものを使うべきだと改めて思った。
ホンダS660にはADVAN NEOVA AD08Rというタイヤが新車装着だった。前後異なるサイズでフロントが165/55R15、リアが195/45R16 80Wだった。このタイヤは恐ろしくグリップ力があって、運転していてタイヤが滑るなんてことはオレの紳士的な運転ではありえないことだった。
タイヤの違いは実際に装着して運転しないとわからない。オレの運転なら5万キロくらいは十分に走れる。NEOVAのようなハイグリップのタイヤでさえも手放すまでの6万5000キロでも溝は十分に残っていた。
自動車雑誌はタイヤの性能に関してちゃんと比較して記事にしてくれるわけではない。これは昔から思うことである。オレが大学生の頃、サイクルスポーツという雑誌がいくつかのメーカーのタイヤを実際に購入して性能を比較した特集記事があってとても興味深かったわけだが、広告料をもらう側の雑誌社にとってはかなりの英断だったのだろう。そこで評価の低かった製品は売れなくなるのだから。
今回はパンク修理ということで選択肢はなかったが、すり減ったタイヤを交換する次の機会には、性能を考えたタイヤ選びができることを楽しみにしている。ロッキーの特殊なサイズのタイヤも、オレが交換する頃には他のメーカーの互換品のタイヤがいくつか出ていて選択肢が広がってることだろう。その中から選ぶのも楽しみである。
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