2021年09月01日(水) |
プリンセス・マコの幸福 |
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恋愛や結婚というものは周囲が反対するとますます恋愛感情が燃え上がるものである。「ロミオとジュリエット」とかなどで思うのは、困難な相手でなかったらそれほど気持ちが高まったのかということだ。そうしていつしか結婚の目的が変わってしまうのである。その困難を克服して結婚することだけが目的化してしまい、無事に結婚したらそれでミッション終了ということになる。
周囲の反対にはたいて合理的理由がある。たとえば本人はまともでも親がDQNだからやめろとかいう場合である。結婚は両性の合意のみで決めるのだから、ここで親がDQNであってもそれだけでは止められないわけだが、結婚後はそのDQN親が親族になってしまうわけである。そうなると後々困ったことが起きる可能性は高い。
オレは二人の息子がいるが、その息子がどんな相手と結婚しようと自由だと思ってる。ただ、結婚相手に選んで欲しくないタイプの女性というものはある。タバコを吸うような育ちの悪い女、タトゥーを入れてるようなヤクザ女、極端に性格が悪くておよそ友好的な関係の築けそうもない女、「エホバの証人」のようなヤバい新興宗教の信者などである。そういう女だった時は明確に反対の意志を表明するだろうし、場合によっては親子の関係が切れてしまうかも知れない。
親族の反対を押し切って結婚したカップルが、その後うまく行かなくなった時、周囲はたいてい「そら見たことか」「どうして助言に耳を貸さなかったのか」と冷たく答えるだけである。つまり、周囲の反対を押し切った場合は周囲のサポートを得られなくなるというのが結婚の実態なのである。
父親なら必ず娘の結婚を喜ぶものだろうか。オレには残念ながら息子しかいないのでわからないが、普通の父親なら娘がちょっとヤバい男と結婚しそうなときはものすごく悲しいと思うのである。
しかし、本当に小室圭はアカン男なのだろうか。もしかしたらものすごく立派な人で、その悪いイメージはバッシングしたい週刊女性などのメディアが作り上げた虚像であり、本当はすばらしい男性であるのかも知れない。その価値に気づいた真子さまが「この人しかいない」と決めたのならば、それを周囲はとやかくいうことはできないという気もするのである。男女の機微のことは当事者にしかわからない。
たまたま皇族という家柄に生まれてきたために一般人のような人生を送ることができなかったというのは悲劇である。真子さまは皇族の身分を隠して東日本大震災のボランティアを行ったという。もしも一般家庭に生まれてくればこれほどバッシングされることもなく、大学で出会った男性と愛し合って幸福な家庭を築いていくということになったのかも知れない。
オレの好きな小泉今日子の歌で「あなたに会えてよかった」という曲がある。真子様が小室圭のことを心から「出会えてよかった」と思っているのならそれはもう最高に素晴らしいことである。幸せなカップルにお祝いのことばを贈りたい。誰もが最高の恋愛に巡り合えるわけではない。この世には生涯一度も恋をしないで終わる人もいる。そう考えたとき、皇室という特殊な環境に生まれてきたために「好きな相手と結ばれたい」という基本的人権がかなえられないことがあるのならそれもまた不幸なことだろうと思うのである。
オレは生きてるうちに悠仁親王の結婚というイベントを体験できるだろうか。彼がどんな女性を選ぶのか。どんなすてきな女性が悠仁親王という将来の天皇を射止めるのか。それが気になるただのオッサンなのである。
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