2021年03月01日(月) |
オレは『無限列車』に乗ってきた |
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録画しておいた『鬼滅の刃』を第1話から第23話まで観た。そして今日オレは映画館で『無限列車』を観てきた。泣いた。多くの観客動員にふさわしい内容だった。ここでオレがその感想について語ると、それは映画の内容について触れることとなってしまう。まだ観ていない人にとってはそれは映画への興味関心を失わせることとなってしまうのである。そういうわけで中味について触れることはできないのだが、観てよかったと率直にオレは思っている。『鬼滅の刃』はすぐれた娯楽作品でありながら、少年ジャンプに連載される人気漫画に必要な要素をすべて持っている。
そもそも「鬼」とはどのような概念だろうか。漢文を読むときに出てくる「鬼」というのは幽霊の意味であり、日本人が通常よく使う、あの頭に2本の角が生えた鬼が島に住む鬼という意味ではない。『鬼滅の刃』に登場する「鬼」というのは人がその姿を変えたものが多く、その意味では「幽霊」という概念に近いのかも知れないが、異形の姿からは「妖怪」と呼ぶ方がふさわしい。その「鬼」と死闘を繰り広げるのが主人公の竈門炭治郎が所属する鬼殺隊のメンバーである。
『鬼滅の刃』における「鬼」というのは人間を食うことを営みとする存在である。つまり人間とは決して相容れない立場なのである。だから「鬼殺隊」の究極の目標は鬼をすべて殺すことである。果たしてその目標は達成できるのか。少年ジャンプの連載はもう終了しているのでコミックを読めばこの先のストーリーはわかるのだが、オレは敢えて先を急ぐことなく、春から始まるNHKのアニメ「遊郭編」を楽しみにしている。楽しみはゆっくりと先に取っておきたい。
オレは以前にこの作品の題名に関して「鬼滅」ではなくて「滅鬼」という語順にしないといけないなどといちゃもんをつけたわけだが、まあこれだけ面白いと別にいいじゃないかと思うようになったのである。そしてある意味「鬼滅」=「鬼が滅ぶ」ではないかという気がしてきたのだ。鬼には人間と共存するという道もあった。人を積極的に攻撃することによって鬼殺隊の標的となり、そうして滅ぶのならそれは自ら招いたことではないのかと思うのである。
現実世界でも「菅義偉」「菅正剛」という親子がせっせと自民党を滅ぼすための「自滅の刃」を振り回している。あの菅義偉という男は官房長官としてさんざん安倍晋三の無能ぶりを見てきたので、自分のような恫喝しか能のない人間にも総理はできると勘違いしたのだろう。国民を愚弄してるとしか思えないこの親子には「無限列車」ではなく「無間地獄」に堕ちてもらいたい。
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