2021年02月14日(日) |
地震はいつでも来る |
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オレはクルマで海の近くを走る時はいつも思う。「今、津波が来たら死ぬかな」と。地震は時間や場所を選んでくれないし、予測もできないわけである。地中深く走るリニア新幹線が走行中に巨大地震が起きればそのまま車両は南アルプスの地中深く埋もれてしまうのである。そこにマグマが押し寄せて高温の中で溶けて死ぬなんてことは想像したくないが可能性としてないとはいえない。日本に住むというのはそういうことである。
巨大な地殻変動がいつ起きるのか。大きな地震や噴火がいつ発生するのか。阿蘇山がカルデラ爆発したような巨大噴火が起きれば九州の住民はほとんど助からないかも知れない。もちろんその確率は限りなく小さいわけだがゼロではない。今、地球温暖化を食い止めようと人類は必死であがいているが、その程度では済まないような環境変化が起きるかもしれないのだ。
小惑星レベルの巨大隕石が衝突すれば地球上の建築物はほとんどが瓦礫になってしまうかも知れない。そうなると人類滅亡ということだって起きるかもしれないのだ。核兵器が誤作動で飛び交うようになればもう手が付けられないし、世界中の原発がすべて地震によって破壊され、メルトダウンすればやはり人類はもはや生存できないだろう。文明崩壊後に生き延びた人たちがいたとしても、そこは「北斗の拳」で描かれるような世界になるような気がする。
地震はいつでも起きる。阪神大震災は未明に発生したが、新幹線の高架は崩落したし、阪急伊丹駅は完全に崩れ落ちた。乗客を乗せた新幹線の高架が崩落して時速200キロで脱線したらどうなるのか。ラッシュアワーで大勢の人が行き交う駅ビルが倒壊したらどうなるのか。発生時間が2時間あとだったら阪神大震災の死者数は何倍にもなっていたかも知れないのである。
いずれ必ず起きる南海トラフ地震の津波は西日本の太平洋岸の地域を広く襲うことになる。高知県や和歌山県では避難施設が建設されたりしているが、それが間に合うのかどうかはわからない。オレがこの記事を書いているその瞬間に地震がやってくるのかも知れないのだ。
もしも東京五輪の開催中に首都圏直下型地震が起きればどうなるか。世界からやってきたトップアスリートたちの中に犠牲者が出るかも知れない。競技施設の耐震性はどれだけ確保されてるのだろうか。埋立地にある選手村は地盤の液状化現象が起きる可能性が高い。日本という地震大国で大会を開催する以上、その危険はゼロには決してならないのである。
今回東北地方で起きた地震は東日本大震災の余震だという。10年経ってもまだ余震が起きるというのが日本なのである。我々はいつ大地震が起きて人が住めなくなるかも知れない日本列島という危険な土地で暮らしている民族なのだ。その宿命をどのように受け止めればいいのか。とりあえず原発はやめた方がいいじゃないかと思うのである。日本の原発はすべて耐震性が足りない欠陥原発である。
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