2020年12月18日(金) |
維新は大阪を滅ぼすのか・・・ |
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住民投票で大阪市廃止に賛成票を投じたのは北区などの中心部が多く、逆に反対票を投じしたのは住之江区や平野区というどちらかというと周縁部というか大阪市内のへき地が多かったことは何を意味してるのか。
「選択と集中」これが維新の基本政策である。ゼニになるところにゼニを集中し、そうでないところはどんどん切り捨てるということだ。大阪府の公立高校は橋下徹の母校である北野高校の一人勝ちになってしまったが、それは行政でも同じだったのである。
地価が高く、金持ちが住んでる地域をどんどん発展させて、貧しい人たちの住むところはサービスを切り下げ、格差を広げようとする。だから市バスの本数は減るし、ますます不便になっていくのである。病院も減らし、学校も統廃合し、ついでに住民も減らしていくという政策である。その未来に何があるのか。
オレの父は生前こう言っていた。「大阪市に住んでたら、動物園も公園も無料やし、バスもただやからええなあ」と。亡くなった伯母は大阪市内の寺田町に住んでいて、今その家は空き家になったまま放置されているのだがオレの息子が浪人時代に使っていたことがある。戦前の古い木造住宅でネズミもいるし風呂無しだしもうどうしようもない家だが、大阪市内で駅近にあるという絶妙の立地なのである。従兄弟はその家の固定資産税を払い続けているはずである。
住みよい街だったはずの大阪の下町をどんどん過疎化させたのはいったい誰なのか。どういう政策の結果そうなったのか。
バスの乗客が少ないからと本数を減らせばますます不便になって乗客は減る。過疎化はそういう悪循環によって加速するのである。どうすれば大阪市中心部だけではなくて周辺地域まで人口が流入するのか。そうした工夫を大阪市は考えないといけないのだ。考えるべきだったのだ。なぜそれができなかったのか。
ゼニになる大規模開発しか維新の会の連中は考えなかった。万博の誘致やIRが市民生活とどう結びつくのか。オレは以前の五輪誘致にも反対だったが、万博にも反対だしカジノなんか絶対反対である。大阪市にとって大切な政策はそんなことではない。今大阪に住んでいる住民のための政策をきちんと打ち出してほしいのである。
街路樹をどんどん切り倒し、大阪の顔である御堂筋でさえも植え込みに雑草がぼうぼうに生えているような無残な状態を放置し、以前はいろんなところに飾られていた花もいつのまにかなくなり、大阪市内の公園を管理する予算は大幅に削られてしまった。どうしてこんなことになったのだろうか。
住民投票というくだらないイベントに邁進してコロナ対策を怠った結果が今の大阪の医療崩壊の現状である。住民の命よりもゼニが大事、自分たちの権力を維持することが大事という連中が大阪を苦しめてきた。今こそ住民は立ち上がらないといけないのだ。どんどん馬鹿を増やして住民を洗脳しやすくしている維新の会の教育政策に対して「NO!」と言わないといけないのである。
この世にはゼニよりももっと大切なものがある。ゼニではどうしようもないものがある。それを伝えるのが教育である。この世のすべての価値をゼニに換算し、意見の違う相手を攻撃し、市民を分断して対立を生み出してきた維新の政策をオレは断じて許さない。
オレは反維新の市民と連帯したい。三回目の住民投票なんて絶対にさせない。維新の会を地上から消し去りたい。
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