2020年08月22日(土) |
肛門火傷に注意! |
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直射日光に照らされるとなんでも熱くなる。鳥取砂丘の砂は軽く50度を超えた熱さになるし、車のボディは目玉焼きを焼けるほど熱くなる。この熱さを何かに利用できないものかと思うのである。蛇口をひねって出てくる水道水は最初からお湯になっている。とにかく暑いのである。
同じ暑さでも30度と38度では全く違う。今から思うとオレの学生時代の暑さなんてただの子供だましである。今から40年前の大学3回生の夏に北海道を旅行していて、北見で37度の暑さの中で死にかけたことがあるが、当時の道東地方には冷房の設備がほとんどなく、サロマ湖のユースホステルでオレは網戸もない部屋でジリジリト西日に焼かれていたことを思い出す。
当時は暑いといってもせいぜい30度をやっと越える程度だった。自転車で外を一日中走っていても熱中症で死ぬなどということはなかったのである。その頃のサイクリング部の部員がバテて倒れる原因は暑さのせいではなくてハンガーノックが理由だった。水筒の中の水を頭からかぶって走れば爽快だった。
さて、オレがこの熱さによって起きる事故として警告しておきたいことがある。それは「サドルによる肛門火傷」なのだ。実はすでに何人かその被害者のことを肛門科の友人から聞いているのである。直射日光で熱せられて火傷しそうなほどに熱くなったサドルに不用意に座ったために、ケツが焼けるのだ。しかもサドルに座る姿勢というのはまたがった時に股間の微妙な部分がサドルに密着する形となっている。薄い布地だけで肛門がサドルと接するのである。
自転車通学する女子高生の中には、スカートがこすれるのを嫌ってなのかふんわりとスカートをサドルの上にかぶせて、その状態でまたがって直接サドルにパンティが接触している女子もいる。その光景を目撃したある変態男子高校生は「オレは生まれ変わったらサドルになりたい」と語ったそうである。
しかし、熱くなったサドルに直接パンティが触れるとどんな恐ろしいことが起きるのか。肛門や、そこに近接した微妙な部分に火傷をしてしまうのである。これは恐ろしいことである。火傷を治療するにしても場所が場所だけに恥ずかしいし、薬局で買った薬を塗るにもあまり適切な場所ではない。
そういうわけで自転車に乗る人は暑くなったサドルには要注意である。先に手で触れて安全かどうかを確かめてから座るべきなのである。熱くて座れないと思ったら濡れティッシュで拭くとか、しばらく冷ますとか工夫すべきなのだ。決してサドルの状態を確認しないでいきなり座るという危険なことをしてはいけないのである。大事な肛門を危険にさらしてはならないのである。
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