2020年05月17日(日) |
黒川消しゴムパねえ! |
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今、政治家たちに大人気なのが「黒川消しゴム」らしい。ツイッターでこの言葉が飛び交っていたのである。そのつぶやきはこんな内容だった。
「まっくろ黒川消しゴム」絶賛発売中。
名前は黒いが効果は抜群。どんな汚職もなかったことにしてみせます。
「私たちも黒川消しゴムを推薦します。」
小渕優子
松島みどり
甘利明
下村博文
佐川宣寿
自分たちの犯罪をみんななかったことにしてくれるこの便利な男を自民党の議員たちはみんな支持している。定年延長も3年なんてケチなこと言わずに永久にやっていてほしいと思ってるだろう。自民党政治家にとって、選挙違反も賄賂も性犯罪も何でもやり放題になるのである。
本来検事の役目というのは、世の中の悪を告発し叩き潰すことである。もっとも正義感や倫理観が必要とされる職業なのである。しかし、正義感も倫理観もないゼニのためにだけ動くクズみたいな人間がこの地位に付いたらどんなことが起きるだろうか。それは「社会正義」よりも「自分利益」を優先することである。どんな悪人でも自分にゼニをくれたり利益をもたらしてくれるのならばそれは悪人ではないということである。
政治家が逮捕されないようにするにはどうすればいいのか。まず考えられるのは倫理的に正しくあることだ。まっとうに社会のルールを守れば警察のお世話になることは絶対にない。世の中の大多数の人間はそのようにして生きている。オレもその一人である。もう一つは犯罪をしても捕まらないようにすることだ。そのためには工夫をして証拠隠滅をして完全犯罪をしないといけない。小渕優子がハードディスクをドリルで破壊させたような幼稚な手法ではなく、もっと巧妙にやることだがそれはなかなか難しい。そうなると政治家の考えることはただ一つ、「犯罪がバレても捕まらない」という戦略である。
バレても捕まらないのならばもう隠す必要はない。証拠隠しなんて何もしなくてもいい。なにしろどんな犯罪ももみ消してもらえるのである。勝手に逮捕状を出す跳ね返り野郎がいても、その執行を停止させればいいだけである。
そういう役割を果たすのが「クソ川」じゃなかった「黒川消しゴム」なのだ。これさえあればもう無敵である。今の自民党の議員どもが強気になれるのは、この消しゴムがあるからだ。自民党の若手議員が今捜査中の河合夫妻の選挙違反事件に関して「また黒川がうまくやってくれると思っていた」と発言したらしい。そのモラルハザードの状況が今の自民党の共通認識なのである。
安倍晋三は黒川検事長のことを質問されて即座に、「一度も会ったことがない」と一瞬でバレるウソをついた。息を吐くようにウソを語るこのゲス野郎は「森友学園に私や妻が関わっていれば総理をやめるだけではなく議員辞職します」と公言したが、そのウソを守るために自殺者まで出している。これからもこの男のウソで多くの人が傷つき踏みにじられるのだろう。
安倍晋三の悪を守るための「黒川消しゴム」を必要とするのは、これから悪いことをしようと思っているすべての国会議員である。その議員の本質が「悪」なのか「善」なのかは国会での採決で明らかになるだろう。世の中の常としてたいてい「悪」が勝利を収めるものだが。
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