オレはGW中はもちろん「外出自粛」という国家の方針を守っているわけだが、どうしてこんな時期にTV番組は京都を紹介するのだろうか。視ていると本当に行きたくなるのである。今宮神社に行きたいのである。それはもちろん参拝するためではなく、名物のあぶり餅が食べたいからである。
京都にはおいしいものがたくさんある。オレが大学生だった4年間はそうしたおいしいものを知るための大事な時間であった。そのころから通ってる京大病院の前のカレー屋、ビイヤントはオレの人生の中で唯一無二のカレーである。オレがよくおやつ代わりにしていたふたばの豆大福は、あまりにも有名になっておいそれとは買えない貴重な大福になってしまった。店の前はいつも人が密集していて買うために30分以上待たないといけないのである。
清水寺の参道を歩くと、試食用の八つ橋を勧めてくるお店がたくさんある。食べるとなんか申し訳なくて結局買うことになるのである。食い逃げができないのがオレの性格なのだ。八つ橋といえば、四条河原町にあるnikinikiにぜひ行ってもらいたい。ここでは4種類の皮と、8種類の餡を組み合わせて、5×8=40種類の組み合わせを作ることができるのである。なんかもうとにかく楽しくなるのである。
男子校に勤務するオレは卒業生から「成功するデートの戦略」についてよくアドバイスを求められる。最初から気の利いた会話ができるわけでもないし、女の子を楽しませるテクニックなどもちろん期待できない。そういう時に役立つのは、おいしいお菓子やスイーツを知ってるかということである。
デートの時に食べたものがおいしかったらそのデートはうまくいくし、食べたものがハズレならば失敗するというのがオレの持論である。だったらおいしい店、おいしいスイーツをとにかく知ることであり、そのためにはまず実地研究することなのである。そしてどんなおいしいものも、一人で黙々と食べるよりもカップルで「おいしいねえ」と語り合って食べるほうがはるかにおいしいのである。
急に気温が上がって夏日になった。そうなるともうすぐかき氷の季節である。京都にはおいしいかき氷の店もたくさんある。ただ、かき氷の欠点は一日に何度も食えないということで、ターゲットを絞った一つの店にしか行けないのである。オレはとても気に入ってるかき氷の店が一軒ある。それは下鴨神社の境内にある茶店「さるや」である。この店のかき氷は絶品である。しかし、京都のかき氷のランキングではこの店はそれほど上位にはランクされてない。他にもオレのまだ行ったことのない店が多数あるのだ。まだまだ攻略しないといけない店が無数にあるのだ。
「自粛が明ければ京都に行こう!」と考えてる人はもちろんオレだけではない。その時期がいつになるかはわからないが、きっと想像を超えた観光客が押し寄せるような気がするのだ。国は観光振興策をあれこれ考えてるようだが、そんなもの何も必要ないのである。みんな出かけまくるに決まっている。政府がわざわざゼニをばらまく必要など全くないのである。政治家にはやっぱり馬鹿が多いのである。
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