2020年04月23日(木) |
アベノマスクの真実 |
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巨額の経費をかけて配布されたアベノマスクにカビが生えていたり虫が混入していたりということが話題になっている。通常の商品なら全品回収するところだが、なにしろアベノマスクである。不良品の交換には応じるということになってる。その割にテレビでの安倍首相のマスクはいつも真っ白で虫も付着していないしカビも生えてない。きっと良品を選んで使用しているのだろう。
どこかの企業に古いマスクの在庫があって、それを処分したい思っていたところちょうど今回の話が持ち込まれ、廃棄処分する予定だったゴミが数十億で買い取ってもらえたというのが今回の真相だろうか。巨額のゼニを投入して、役に立たないゴミを購入して配布する行為の背後にはなんらかの利権が存在するのだろう。納入元の企業は4社で、そのうち3社しか公開されていないので、残る一社は山口県の会社じゃないだろうかと憶測してしまうのである。
布製の他のマスクと比較した時アベノマスクがゴミレベルなのに、泉州の企業が手作り品質で製造したアサヒノマスク(朝日新聞の通販サイトにあったそうだから便宜的にこのように呼んでおきたい)の2個3300円は150回の選択にも耐える高品質なマスクである。高くても価値あるものには正当な評価がされるし、いくらタダでもゴミはいらないのである。
ただ、アベノマスクというクソ政策は無駄ではなかったとオレは思うのだ。そのあまりにも情けない政策に対して国民が一斉にブーイングしまくって、首相の支持率が一気に低下したことで、その後に10万円給付が決まったわけである。もしもアベノマスクというおバカ事業が存在しなかったら、10万円給付もどうなっていたかわからない。そういう意味では先に失望させることで後から実行する政策が価値あるものだと錯覚させる効果はあったのだ。これは側近によほどの知恵者がいたということかも知れない。
国内企業に生産させているはずのマスクはなかなか消費者のところに届かない。誰が買い占めてるのか。生産したマスクはどこに消えてしまったのか。政府が手に入れられないマスクや防護服は、なぜかジャニーズが大量に持っていたりする。物品を調達するという能力において、日本政府は全くの役立たずである。だからアメリカから高額の武器を買わされたりするわけで、舐められているということは誰の目にも明らかである。
我が家にもいずれアベノマスクが届くのだろう。オレの母が手作りしたマスクと比較すればゴミとしか呼べないアベノマスクを見て母は何と言うだろうか。もしかしたらそのゴムだけ抜いて別のマスクに再利用するかも知れない。
新型コロナウイルスへの対応を失敗した安倍首相の失政は、将来の歴史教科書に必ず記録されるだろう。100年後の教科書にどのように書かれるのだろうか。それともすべての記録は抹消されるのだろうか。残念ながらオレは見届けることができないのである。
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