今、日本中の学校がGW明けまでの休校を余儀なくされているが、その時に新型コロナウイルスの感染爆発が終息しているわけがないとオレは思っている。もう一学期はあきらめたほうがいいかも知れない。
海外留学を希望する生徒にとって、新学期の時期が欧米と日本では異なるということが一つの障害となっている。つまり、海外大学に入学してから日本に戻ってきて就職する場合、進学時と就職時にそれぞれ半年の無駄が生じてしまうのである。
オレはこの機会に思い切って9月入学という仕組みに舵を切るのはどうかと思っている。来年以降のスケジュールをすべて半年近くずらすのだ。一学期をほぼ失った状態で大学の入学試験を行うことに無理があると考えるのが普通の学校関係者ではないだろうか。
たとえば出願が早い推薦入試やAO入試を今年はどうすればいいのか。このような問題すべてを一挙に解決できる方法が、数か月時間をずらしてしまうという方法なのである。今の高校3年生の卒業時期を来年の6月にしてしまうのだ。そして7月8月が夏休み、その間に入学試験などが行われ、9月から10月に新学期を始めるというパターンにするのである。
何もない時にこのような大きな変更や改革を行うことは難しい。しかし、この国家的非常時だからこそ、そのタイミングで大胆な改革を行えるのである。おそらくこのようなオレの主張に賛成する大学関係者は多いはずである。
入試時期をずらすことのメリットはもう一つある。それは冬というのは大雪による交通障害が発生しやすいということである。インフルエンザの流行も起きる。入試が夏になればそれは回避できる。(もっとも夏なら今度は台風という気象条件が発生するわけで、どちらにもデメリットはあるわけだが。)
まあオレとすれば別にどっちでもいいのだが、入学時期が秋になって困ることといえば、入学式が桜の時期と重ならないということくらいだろうか。入学式の写真は、背景に桜が映るのが大阪では定番である。まあそれは気分的なことであり、それほど重視すべきことではないのだが。
来年の入試スケジュールをそのままというのはやっぱり無理だろう。このような意見も文部科学省に少しは検討してほしいのである。
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