2020年02月07日(金) |
危険運転に天誅を! |
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オレはいつも安全運転している。クルマをS660からロッキーに乗り換えてからはさらにその傾向が強くなった。運転時の視点が高くなって周囲がよく見えるので、ますます歩行者や自転車に注意を払うようになった。横断歩道に人がいれば必ず停まるし、コンビニの駐車場などから道路に出るときは必ず一時停止して歩道を通行する自転車や歩行者を優先する。そんな模範的超優良ドライバーがオレである。もっともそんなことはゴールド免許を持つオレにはしごく当たり前のことであり、何も自慢するほどのことでもない。
さて、そんなオレがひやりとした瞬間があったのである。それは2月7日、朝7時43分ん頃のことである。オレは長居公園東通りという道を北上し、突き当りを右折してからすぐに住宅街のセンターラインを引いてある道路に進入した。通勤時に抜け道として通常利用しているコースである。その時、オレの後ろをミキサー車が走っていた。
住宅街の道路なので自転車や歩行者の飛び出しに注意しつつオレは徐行運転していた。そして50mほど前方の信号が黄色になったので速度を落としてゆっくりと停止した。その時である。オレの後ろにいたミキサー車が猛然と加速して、赤信号で停車するオレの右側をすごい速度で追い越していったのである。
オレのクルマはドライブレコーダーを搭載している。職場についてからオレはマイクロSDカードを取り外してパソコンで確認してみた。もちろんその場面はばっちりと記録されていた。オレは帰宅してからその動画をyoutubeに投稿した。暴走ミキサー車 信号無視の瞬間というタイトルをつけてみた。
交通事故というのはそのほとんどが危険運転の結果起きるものである。多くの危険運転は「たまたま人が来なかった」「たまたま歩行者が停まってくれた」「たまたま自転車がよけてくれた」から事故につながっていないだけで、そうした偶然がなければたちまち悲惨な事故が起きてしまうのである。
赤信号で停車しているオレの脇を強引に追い抜いて行ったこのミキサー車の前にもしも自転車や歩行者が飛び出して来たらどんなことになっただろうか。目の前の信号が青になっていて、しか左側のクルマはちゃんと停止している。もしもオレが自転車に乗っていれば、迷わずに速度を上げて通過しようとしただろう。まさかそこに信号無視の馬鹿が突っ込んでくるとは思いもしないし、結果として吹っ飛ばされて死んでいたかもしれないのである。
単純な信号無視や速度超過は「危険運転」と認定されることはない。馬鹿裁判官のせいで危険運転のハードルはとても高くなってしまった。しかし、信号無視で発生する事故はすべて「危険運転」とすべきだとオレは思っている。オレの脇を信号無視して追い抜いていったこのクソ野郎が人をはねていれば、オレは裁判所で堂々と危険運転だという主張をするだろう。
交通事故の加害者は人を傷つけたり殺してしまった責めを一生負うべきである。決してその罪は許されることはないのだ。たとえ歩行者に過失があったとしても、命を奪ってしまったという事実は消えない。オレが教師になったばかりの頃、歩道でふざけていた小学生がオレの目の前に飛び出してきて、必死で急ブレーキを踏んで停止したということがあった。小学生は笑ってその場から逃げていき、オレはハンドルから手を離せずにその場で硬直して呆然としていた。あの時にブレーキを踏むのが一瞬遅れて子どもをはねていれば、オレは仕事を辞めさせられていただろう。
安全運転を心がけていても逃れられない不可抗力の事故は起きる。危険運転者が事故を起こすのはある意味必然である。だからこそ重い罰を与えないといけないのだ。
警察はくだらない速度違反取締のような無意味なことはやめて、交通違反の検挙はすべて動画投稿に依拠すべきである。投稿者には反則金や罰金の一部が支払われる形にすればいい。そうすれば安全意識は高まり、危険運転者を劇的に減らすことができる。そしてオレもばっちり稼げるのである。大阪府警はぜひ取り組んでほしいのである。
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