2020年01月06日(月) |
第三次世界大戦の可能性 |
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米軍が、イランのイスラム革命防衛隊のソレイマニ司令官(62)を殺害した。これは戦前にあてはめれば、真珠湾奇襲攻撃を計画していることを察知した米大統領が、特殊部隊を派遣して外国訪問中の山本五十六長官を殺害するような事件である。ビン・ラディン殺害時もそうだったが、米軍の特殊部隊の海外での隠密行動はピンポイントで狙った要人殺害を成功させている。このような国家によるテロ行為が果たして許されるのだろうか。
特定のターゲットに絞って殺害するという能力があるなら、やっぱり世界平和のためには北朝鮮に特殊部隊を派遣して金正恩を殺害すべきじゃないかとオレは思うのだが、あの男はトランプにとって打出の小槌みたいなものであり、あいつが存在することで安倍晋三に莫大な防衛費を浪費させることができるわけで殺す意味がない。そういうわけで米軍による北朝鮮攻撃は今後もないだろう。
イランが経済制裁を受けた状態でこのようなトランプ大統領からの挑発を受けているということは、もしかしたらこれを契機に第三次世界大戦が勃発するのじゃないかという危惧を抱いてしまう。実際に世界中でそうした不安が高まったせいか、検索キーワードに「第三次世界大戦」という言葉を入れた人が多数いたようである。
もしも戦争が起きるとすれば、ロシアと中国も絡んでくるだろう。戦争の枠組みはロシア+中国+イラン+北朝鮮 VS アメリカ+日本 ということになるだろうか。露西亜と中国が参戦すれば当然のことながら日本にある米軍基地は標的となり、数発の核ミサイルがロシア、北朝鮮、中国から飛来することで日本列島は廃墟になり、日本は滅亡するだろう。戦争が起きてしまえばもうそうした運命は逃れられない。人類とはかくも愚かなものであったのだと嘆きながら滅亡を受け入れるしかないのである。
もちろんそんなバカげたことをやめさせるような英知が今は必要だ。しかし今の世界にそんなことができる人材がいるのか。プーチンや習近平がイランとアメリカの間を取り持つということになれば開戦は回避できるかもしれないが、あの二人はそんなことは全く考えてないだろう。そんな外交は安倍晋三のような馬鹿にはもっと無理である。
市民を無差別に殺傷する兵器は本来国際法違反であった。それがOKになった理由は、第二次大戦の時に広島長崎の原爆投下が不問に処せられたからである。オレは今でも第二次大戦の二大戦争犯罪はナチスのユダヤ人虐殺と原爆投下だと思っている。原爆投下を命令したトルーマンは死刑にすべきだった。ところが何の罰もなかったわけで、結局そうした兵器は各国が開発するようになったのだ。あのときトルーマンを死刑にできれば、真に公正な東京裁判が行われただろうとオレは思うのである。戦争に勝った方は何をしてもいい、負ければ裁かれるという原則が打ち立てられたのである。
やぶれかぶれになったイランが暴発する可能性は十分にある。彼らにとってアメリカとの戦いは聖戦である。このままでは世界はそれを止められないし。
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