2019年12月04日(水) |
いきなり真冬なのだ! |
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オレは寒いのでスラックスの下にタイツを履いている。以前は「パッチ」を履いていたが、ヒートテックのタイツの方が暖かいことに気が付いたのである。インナーももちろんヒートテックである。このヒートテックもその上に「極暖ヒートテック」という上位機種が存在するわけで、店頭で眺めつつも貧乏性のオレはその差額に二の足を踏んでいるのである。しかし、もうすぐオレは寒さに負けるだろう。
それにしても寒い。ほんの一月前までは冷房を使ったこともあったのに、秋なんてほんの一週間しかなくていきなり冬になってしまったのである。日本にはもはや四季などない。夏が過ぎればいきなり冬になる。もう「四季」ではなくて、「二季」なのである。
我が家の暖房のメインは石油ファンヒーターである。灯油はガソリンスタンドにクルマで買いに行くのだが、そのたびに容量20Lのポリタン二つを満タンにするのに、なぜか一週間で消費してしまうこともあるのである。週に40Lの灯油を浪費するような家庭なのである。北海道ではないのだ。大阪なのだ。大阪なのにどうしてこんなに灯油をガンガン使うのかとオレは嘆かわしくなるのである。
帰宅したオレの日課は、家にあるすべての石油ファンヒーターの灯油チェックである。タンクの中味が減っていれば補充する。半分くらいなら補充して満タンにする。83歳の母にとって、灯油の入ったタンクを持って階段を上るのは大変だ。そういうわけで母が気づかないうちにこっそり補充しておくのである。
寒さ、暑さ対策という点では古い日本建築の家は全く駄目である。オレの実家は両親が建てた築43年の家で、注文建築ではあっても壁の中に大量に断熱材を入れるという発想が当時はなかったようで、冬は壁が寒さを遮らず部屋は外と同じ寒さになるし、夏は天井裏にこもった熱気が一日中部屋を暖める。大胆にリフォームしないともうどうしようもないのである。アルミホイルみたいな熱を遮る壁紙でも全面に貼れば少しはマシになるのかも知れないが、とにかく冬にオレの家に来た人の第一声は「寒っ!」なのである。
もっとも地球温暖化のおかげで最近の寒さはたいしたことないので、気合いを入れて耐えられないこともないのだが、この家で暮らしてるのはオレだけではない。やたら部屋を暖めるのが好きな住人もいるわけで、灯油の消費量はうなぎのぼりなのである。
まだ冬本番ではない。現在の寒さはまだまだ序章であって、これから本格的な冬がやってくるわけだが、それに対する備えはまだまだ足りない。もっと寒かった昔、京都で過ごしていたオレのアパートにはこたつと電気ストーブしかなかった。それでもオレは平気で耐えていたのである。電気代が惜しくて、室温が0度近くなっていてもこたつに潜って耐えていたこともあった。「こたつ」というのは日本が生み出した最強の暖房器具であるとオレは思っている。もちろん今もこたつに入ってノートPCで書いている。
それほど室温を上げずにこたつに入ってなんとか耐える・・・というスタイルで少しでも暖房費を掛けずに乗り切りたいのである。しかし「こたつ」には致命的な弱点がある。それは快適すぎて眠くなってしまうということである。どうすればこたつで眠くならないか、これは永遠の課題である。
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