2019年10月27日(日) |
オリンピックは札幌で! |
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東京オリンピックのマラソン・競歩の二つの競技が、札幌開催をIOCから通告されたということである。もはやこれは決定事項であって変えられないという。なんと、東京五輪なのに会場は札幌なのである。東京からどれだけ離れてるのだろうか。そんなに離れた会場でやってもいいのだろうか。もう東京開催はあきらめて、他の競技もみんな札幌にもっていけばいいのである。今からではそれは間に合わないだろうか。でも、札幌にうつせばいろんな心配がなくなる。選手がうんこの海で泳がされるという悲劇もなくなるのだ。
オレが札幌開催を支持する理由はもう一つある。それは選手ではなくて観客の健康なのだ。東京で開催する場合、最寄りの交通機関から駅までかなり遠いところもある。真夏の東京で20分くらい外を徒歩で移動するだけで熱中症になるかも知れないのである。選手が倒れなくても観客が倒れるし、選手は体を鍛えてるが、客の中には高齢者や子ども、そして海外から長旅の疲れを抱えたままの人も来るのだ。その大勢の観客の中に熱中症で倒れる人がどれだけ出るだろうか。想像するだけでも恐ろしいのである。
そして天候の問題も実は重要である。今年の秋に関東地方は台風の直撃を受けたわけだが、もしもあれくらいの規模の台風が来た場合、開催中のオリンピックは壊滅的なダメージを受ける。台風が来るか来ないかは天候という偶然に左右されるわけで、そんなあやふやなものにあのイベントの成否をゆだねないといけないのである。それがどれだけリスクの大きいことであるかわかってるのか。
ところが札幌開催にした場合、台風リスクが大幅に低減するのだ。オレは気温のことよりも、この台風回避の方がはるかに大きいと思うのである。巨大台風や地震がオリンピック開催中に発生したら、どれだけ多くの観光客の被害が出るだろうか。首都圏の大規模地震は必ず起きる。それは関東大震災というのが関東地方で周期的に訪れる地震だからだ。地震の発生する周期から言えば、最近地震が起きている札幌の方がリスクは確実に減っているのである。このように考えれば札幌開催への変更はメリットばかりなのである。
IOCから見れば、東京と札幌の距離なんて誤差の範囲内である。欧米の諸国からの距離は、東京でも札幌でもそれほど関係ない。会場を変更するなら今がぎりぎりのタイミングである。だからIOCは会場変更を通達してきたのである。オレはその変更に全面的に賛成だ。真夏の東京での開催がそもそもばかげていたのであり、その愚にIOC委員たちが気づいたというだけのことである。
このまま真夏の東京でオリンピックが開催されることとなれば、暑さで多くの犠牲者が出ることは間違いない。選手や観客の中に熱中症で倒れる人が多数出ることは確実である。それでも無理に開催しようとしている小池知事は、その責任が取れるのだろうか。きっと何も責任を取らないような気がするのである。それどころか直前の都知事選挙で落ちることで合法的に逃亡できるのである。
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