2019年10月06日(日) |
安いスポーツカーが欲しい |
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トヨタがスープラを再登場させた。しかしとても庶民の買えるような値段ではない。日産GTRもホンダNSXも、およそ庶民の買える価格ではない。もっともスポーツカーの主なマーケットは北米の金持ちなので、日本人に売ることなど全く想定しないのかも知れないのだが。
若者のクルマ離れということはなぜ起きたのか。若者が貧しくなったことや、そのゼニをスマホの通信料やネトゲの課金に使ってるからということも言われるし、そもそもライフスタイルが変化して、女の子とドライブデートするようなことも減ったからクルマが不要だということもあるのかも知れない。
ドライブデートするだけなら別に2ドアクーペはいらない。ホンダN−BOXなどの方が広くて快適だし、もっと安いスズキ・アルトとかダイハツ・ミライースなどのようなミニマムクラスの軽自動車でも十分である。そうした実用車でも移動手段としては何も問題ない。
しかし、かつての若者はそうした実用車ではなくていわゆる「デートカー」を乗り回したのである。日産シルビア、ホンダプレリュード、トヨタセリカなどの2ドアクーペが一番安いのなら200万以下で十分に買えたのである。しかし、今スープラやGTRはとんでもなく高価なクルマになってしまったし、2ドアクーペという車種は各メーカーにほとんど存在しない。外車になるならあるが高すぎる。軽自動車にはコペンやS660という2ドアクーペがあるが、それらは荷物も積めないしそもそも二人乗りという時点で大幅に実用性が失われている。
デートカーにとってもっとも大切な機能は何か。それは車内でいちゃいちゃすることである。しかし、コペンやS660はそもそもシートは倒せないし、狭すぎていちゃいちゃすることなど無理である。
トヨタ86、スバルBRZはオレが定義するデートカーの範疇に入るのかも知れないが、残念ながら高い。もっと非力なエンジンでいいから一回り小さくて安い車を150万円以下で出してほしいのである。だったら若者もローンを組めるのだ。
日本の自動車メーカーのトップには馬鹿が多い。日産などはその最たるものである。オレのようなクルマのことも遊びのことも若者文化もわかるような人間を経営陣に迎えてくれればもっといいクルマが出せると思うのだが、残念ながらそういうことにはならない。もっともオレももうすっかり老いた。オレがこれから買うクルマはどうせ自動運転車になるだろうし。運転する楽しみなんてもう十分に味わいつくした。
ただ、そんなオレでも欲しくなるような魅力的なクルマをどこかが出してくれないだろうかと少し期待してしまうのである。そうすればS660を手放して迷わず買うのである。そんなことは起きないのだろうか。
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