2019年10月02日(水) |
現代になぜ小判が必要か? |
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オレは新聞広告の通販のコーナーで時折見かける「純金製の小判」が不思議だった。そんなものをいったい誰が買うのか。少なくともオレは買わない。そんなくだらないものを買うゼニがあれば、もっと他の有意義なことに使うだろう。そもそも現代になんで小判なのかと思っていたのである。しかし、その用途がやっとわかったのだ。それは菓子箱の底に忍ばせて、贈答用に使われるものだったのである。
「越後屋、おまえもなかなかのワルじゃのう」
「いやいやお代官様こそ」
このようなやり取りの中で渡される菓子箱の下にある小判は、時代劇の中でのみ存在するものだと思っていたのである。しかし現代にもそういう場面があったのだ。いやはや、高浜町ではまだ江戸時代の名残が残っていたのである。これは貴重な歴史遺産として長く保存すべきものかも知れない。
高浜町の実質の独裁者としてふるまい、すべての利権を取り仕切っていて。誕生日には多くの贈り物が届くまさに「ドン」であった森山氏は、関電関係者から「M」と呼ばれていたという。そのMが「森山」の頭文字なのか、それとも「モンスター」を意味したのかはどうでもいい。ただ、事実なのは我々まっとうな市民が納めた電気代が、そうした連中への利益供与となり、そして関電幹部にも還流していたという事実である。そのような状態を長年放置していた関西電力の内部の腐敗した状況である。このような会社は即刻解散させるべきではないのか。そして関与した幹部は財産を没収した上で全員刑務所にぶちこんで死ぬまで塀の中に閉じ込めるべきではないのか。記者会見を見ていても関電幹部からは全く罪の意識は感じられず、自分たちがまるで被害者であるかのようにふるまっていたことがオレには我慢ならないのである。
トップが腐敗した企業でかわいそうなのはそこで真面目に働く一般の社員である。関西電力で働く多くのまじめな人たちには何の罪もない。問題があるのはゼニと欲望にまみれた一握りの連中だけだ。こいつらには必ず罰を与えないといけない。
関電幹部が贈られた品々の中で、高級スーツのお仕立券はほとんど使われてしまってるという。50万もするようなスーツをオレはもちろん一着も持ってないのでそれがどういうものなのか想像もつかないのだが、確か麻生太郎財務相のスーツは38万円くらいだったと思う。それよりも高価なのである。それが「儀礼の範囲内」であるかどうかは、オレのような庶民には全く想像もつかないのだが、1億円以上ももらってる人にとっては50万のスーツなんて儀礼の範囲内なのだろう。オレにとっては1000円の菓子でさえも「こんなのもらっていいのだろうか?」と思うほどなので、そのあたりの金銭感覚は庶民とは全く違うのだと改めて上級国民さまはすごいなあと思うのである。
関西電力幹部が誰も責任を取らないで逃れようとするのは彼らに罪の意識が希薄だからである。そして大阪地検というやる気のない組織は、おそらくこの事件もスルーするのだろう。電気代返せよといいたくなるのである。おまえらがもらったものをすべて一括保管して、ヤフオクで売り飛ばして、そのうえでゼニを関西電力の収入として計上していればまだマシだっただろう。結局私利私欲で行動していたことは間違いない。全員刑務所にぶちこめというのがオレの結論である。
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