2019年05月27日(月) |
ユーチューバーとは何者か? |
携帯用URL
| |
|
昔は男子生徒は自己紹介の時に必ず、好きなプロ野球球団を付け加えたものだった。大阪には阪神ファンが多く、この項目を入れることで隠れ巨人ファンなどをあぶりだす効果があったのである。一種の踏み絵みたいなものである。もちろんオリックスファンやヤクルトファンというマイナーな球団のファンも存在するし、最近ではソフトバンクや日ハムのファンも増加している。
しかし、最近は野球そのものに興味がない生徒も増えた。プロ野球球団名をそもそも知らない者もいる。12球団の名前を言えないなんて昔は考えられなかったが、今は3,4個しか答えられないものもいるのである。いつの間にか野球は誰でも知ってるスポーツではなくなったのだ。
だったらサッカーに詳しいのかというとそうでもない。そうした観客が楽しむスポーツそのものに興味を示さない者も増えているのである。大相撲とかプロレスとかボクシングはもう論外である。
その代わりに好きなものとして、好きなアニメ、好きな女優、好きなアイドルというものを男子生徒は答えるようになる。これも昔はモーニング娘。とか、AKB48なら誰が好きかということで盛り上がったのである。オレもよく生徒から「先生はAKB48では誰が好きですか?」と訊かれて、いつも「市川美織」と答えていたのだが、いつのまにか引退してしまった。今、オレの好きなアイドルは乃木坂46の齋藤飛鳥である。いやもう、こんなかわいい女の子といつもデート出来たら最高である。一緒に京都でかき氷を食べたいのである。芳根京子もかわいいし、高畑充希もいいのである。とにかく美少女は見ているだけで心が癒されるのである。おっと話がそれた。
近頃の生徒は自己紹介の時に、「好きなユーチューバー」という項目を答えることが多いのである。そこでいろんな名前が出てくるのだが、オレには全く分からないのである。しかし彼らにはわかっている。つまり、現代の高校生は多くのユーチューバーを知っているわけで、だから他の生徒が名前を示したユーチューバーのこともわかるのである。ちなみにこのオレ、江草乗も少しだけ動画投稿をしてるので立派なユーチューバーである。もちろん生徒が好きなユーチューバーとして江草乗を語ることはまだないのだが。
ユーチューバーの中にはアクセス数を増やすために過激な動画を投稿する者も多く、中にはその撮影のために命を落とす者もいる。世間ではそうした行為に対して冷笑的だが、オレはそうは思わない。命を懸けて危険な撮影をしてるのならばそれは称賛されるべきだ。ただあきらかに一般人に迷惑をかけてるアホ動画投稿者に対しては、アカウントの削除や罰金などを制度化すべきである。食べ物を粗末にする動画など許せないのである。
ネットで何が受けるのかというのはわからないが、アイデア勝負の部分はある。先日、細い扇型のスイカバーを何個使えば真円になるなるかという写真をツイッターにUPしている人がいたが、そういう一見ばかばかしいことに真剣に取り組めることが価値なのだとオレは思っている。オレもかつてこの日記で書いたが、バームクーヘンの穴の大きさに興味がわいて、いろんな店でバームクーヘンを買ってはその直径と穴径を比較して、バームクーヘンにおける穴率を求めたことがある。オレをそんな気にさせたのは、勤務先の学校の自販機で売られていた穴ばかりのバームクーヘンである。キャラメルバウムという名であのひどいものを売っていた卑怯な菓子メーカーは今はどうなったのだろうか。検索しても出てこないことを思うと、オレの指摘記事のせいで廃業に追い込まれたのかもしれない。もしかしたらオレのことを「会社をつぶしたクソ野郎」と探してるのかも知れない。当時は日記のアクセス数も多く、社会に多くの影響を与えていたことは間違いない。ツイッター時代になってオレの日記の読者も減ったが、ここらでオレもユーチューバーで挽回するかとも思うのである。思うだけで行動には移さないと思っているのだが。
←1位を目指しています。
前の日記 後の日記