2019年04月07日(日) |
大阪自民党終了のお知らせ |
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大阪ダブル選挙で自民党の出した候補者は知事選挙も市長選挙も負けた。その理由はもう明らかである。自民党大阪府連という組織がもう完全に終わってるのだ。
大阪に維新が誕生したとき、自民党大阪府連は分裂した。維新の議員の中には元自民党の議員がたくさんいて、松井一郎もその一人である。自民党大阪府連の分裂というのは、自民党の改革派と守旧派(利権を守りたい連中)との争いであったと言えるかも知れない。改革派が維新に流れ、守旧派がそのまま自民党に残ったのである。議員定数削減などの身を切る改革は、議員の身分にしがみつくことしか考えていない維新以外の勢力には絶対に無理だっただろう。
オレは今回の選挙、自民党が本気で勝ちたかったのかどうかわからない。市長候補の柳本や知事候補の小西の応援演説に三原じゅん子なんかよこしたところで、大阪の有権者は「あほか」と思うだけだし、太田房江なんか呼んできたら却って票を失うだけである.安倍晋三も大阪では人気がない。大阪の人間はむしろ安倍昭恵の犠牲になって一方的に切り捨てられた森友学園の方に同情しているからである。
北海道知事選挙で野党共闘の統一候補である石川ともひろの応援には蓮舫がやってきた。蓮舫も今は全く人気がない。二重国籍問題は蓮舫の印象をとことん悪くしてしまったのである。
ダブル選挙を制したことで、維新はさらに勢いが増すことになる。橋下氏の個人商店だった過去とは違って、人材も育ってきた。中には政務調査費のごまかしなどのとんでもない事件を起こす馬鹿もいるが、後で除名されている。これはなかなかやめさせることが出来ない他党とは違うことである。
この敗北からさらにオレは大阪の自民党組織が弱体化すると思うのである。そして公明党も「勝ち馬に乗る」といういつもの変わり身を見せるだろう。国政では自民党と組んでいるが、大阪では維新の側について「与党」になろうとするかも知れないのである。
自民党大阪府連はこれからどうなっていくのだろうか。巻き返すチャンスはあるのだろうか。意地を張るのをやめて維新の軍門に降り、都構想に賛成するという裏切りをが今は一番いい方法だとオレは思っている。公明党が維新側の陣営に寝返らないうちに先に行動するしかないのだ。さて、その勇気があるだろうか。
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