2019年01月22日(火) |
小さな車が欲しいです |
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トヨタがBMWと共同開発でスープラを復活させるというニュースが出た。庶民のオレがとても買えないような高額なスポーツカーは次々と開発されるのだが、若者がローンを組んで買いたくなるような200万円以下のクルマがないのである。
軽自動車しか売れない理由は、小型車や普通車が高くなりすぎたということが大きいわけである。クルマが高くなりすぎたから少しでも安いものを買おうということになり、結果的にそれが軽自動車だったということである。昔小型車の4ドアセダンを買っていた層が、今はホンダN−BOXなどを買っているわけである。
トヨタがスバルと組んで86/BRZを出したときオレは少し期待していた。しかし登場したヤツはオレの想像よりも少しデカくて重かったのである。スバルの販売店に立ち寄って、オレの当時乗っていたFTOと並べて駐車した時、どう考えてもFTOの方がカッコいいと思った。だからオレはBRZを購入しなかったのだ。買い替えてダサくなるのはいやだったのである。
オレは小さくて軽快なクルマが欲しい。初めて新車で購入したパルサーEXAは、1500CCの燃料噴射式、95HPという非力なエンジンだったが高回転まで軽快に吹き上がり、しかもたった830キロという車両重量のおかげで実に楽しく運転できたのである。実用燃費もよくて、旅行や通勤のオレを助けてくれたのだ。オレが欲しいのはそういうクルマである。今、残念ながらそういう感じで手軽に購入できる小型車のクーペは存在しないのである。その当時は多くの選択肢があったのに、今は全くないのだ。どうして自動車メーカーは作らないのか。売れないから作らないということなのか。若者が貧乏になったから買ってくれないということなのか。若者が買わなくてもオレのようなオッサンが買うのである。だから出してほしいのである。
オッサンが必ずでかい車を買うかというとそうではない。オレが街で見かけたことのあるホンダS660のドライバーはオレを含めてみんなオッサンだ。若者が運転しているところなど一度も見たことがない。しかし、このような遊びのクルマこそもっと若者に乗ってもらいたいとオレは思っている。非実用性こそが「遊びの本質」ではないのか。若者がN−BOXのような実用車を選んでどうするのか。
かつて日産がフェアレディZをアメリカで販売したように。韓国や中国のメーカーがおしゃれな2ドアクーペを作ってくれると面白いのだが、中国の自動車メーカーはアメリカ市場のコピーみたいなものであり。クルマは大きければ大きいほど価値があると考えてるアホばかりなのでそんな国には期待できない。
そうなるとインドやベトナムということになる。オレが欲しいようなクルマを出してくれる国があるだろうか。もっとももうすぐ電気自動車の時代がきて、自在に運転する楽しみなんてどこかで忘れられてしまうのだろう。
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