2018年12月20日(木) |
ガソリンスタンドはなくなるのか? |
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10年後にはガソリンスタンドは半減するという。電気自動車が増え、車の燃費が良くなり、その上今後は走行距離に課税されるというウワサである。つまり今後の世の中に流れとしては、「クルマを運転したら損をする」という方向にどんどん進むということだ。
オレの家の近くのガソリンスタンドは何軒も廃業してしまった。家の近くでよく給油していたスタンドの跡地には今「サガミ」というレストランがある。商店街の中にあった小さなスタンドはかなり前に消えた。今の時代に現金しか使えないようなスタンドはどんどん淘汰されてしまうのだろう。
生き残ったスタンドも競争が激しい。元売りの系列も統合されていく。大泉緑地のところにあったESSOのスタンドはいつのまにかENEOSになっていた。オレの手元にはESSOで給油するために作った、クレジットカード情報を登録したなんか黒いスティックがあるのだが、せっかく作ったこいつを使う場所がなくなったのである。
三菱FTOで通勤していたころ、リッターあたり9キロくらいしか走らないのにハイオク仕様だったので月々のガソリン代がかなりの出費だった。それが今乗ってるホンダS660ではリッターで19キロ以上走れる。それでレギュラー仕様なので月々のガソリン代は半額以下という嬉しいことになったのである。
そうしてオレが払うゼニが減ったということは、それだけガソリンの売り上げが減ったということになる。燃費が良くなったからとその分たくさん走るわけではない。だから燃費のいいクルマがどんどん増えるということはそれだけガソリンスタンド業界は困るのである。業界としては「もっと燃費の悪い車を増やしてくれ!」ということなのである。
もっともアメリカの消費者は馬鹿が多いので、少しガソリン価格が下がるとすぐに巨大なSUVが売れるようになる。ガソリンが日本と比べて安いということもあるが、基本的に環境意識の欠けた馬鹿が多いので図体のでかいクルマがよく売れるのだ。世界のマーケットの中でそんなふうに馬鹿が多くてでかい車が売れるのはアメリカと中国だけである。ハマーみたいな馬鹿ご用達のクルマが売れるのもアメリカだからである。そういう馬鹿なクルマはきっと中国でも人気だろう。
日本のガソリンスタンドはこれからも淘汰が進む。競争がなくなって寡占状態になった時にやってくるのは、すさまじい値上げである。ただ、たぶんその頃はオレはもう免許を返納してるだろう。
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