2018年11月08日(木) |
GT−Rの宣伝をした男 |
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クルマを売るために各メーカーはさまざまなCMを流し、広告宣伝にゼニを使うわけである。しかし、全くメーカーがゼニをかけていないのに勝手に宣伝をしてくれるありがたい馬鹿がいる。オレは国内最速の速度違反の事件を知ってそう思ったのだ。
日産GT−Rは、リミッターを外せば300キロ近く出せるという事実を、第二阪奈道路で速度違反日本記録を打ち立てた男は実証してくれたのだ。これは日産にとって大きな宣伝効果のあることではないのか。もしかしたら日産の幹部社員の方々は「馬鹿のおかげで宣伝になったぜ」とひそかに喜んでいたのではないか。オレはそんなふざけたことを思うのである。
それにしても280キロというのはばかげてる。公道でそんな速度で走ることは危険極まりない。閉じられたサーキットで走ってくれよと思うし、今はゼニを払えば持ち込み車両でサーキットも思い切り走れるだろう。山奥に「暴走天国」という名のコースを整備して、入場料を払えばそこでいくらでも暴走できるということにしたり、素人の草レースが行えるようにしたらなどとも思うのである。暴走族の連中はそんなものには興味がなくて、あくまで公道で人に迷惑をかけることが楽しいのかも知れないが。
速度違反の世界最速記録は何キロなんだろうか。今回第二阪奈道路で日産GT−Rを280キロで暴走させた35歳の男は世界速度違反ランキングの何位くらいになるのだろうか。海外ではフェラーリやランボルギーニで暴走するもっとすごい記録を出す馬鹿がいそうな気がするのである。
速度制限をするリミッターを外すことは簡単にできるようである。そうした改造に手を染めたカーショップは処罰されないのだろうか。オレは超優良ドライバーなのでいつも制限速度を守って走ってるが、オレの乗ってるホンダS660も、リミッターを外せばかなりの速度が出せるらしい。オレはそういう改造には全く興味がないのだが、世の中にはそういうことにゼニを使う人が一定数居るようである。
今回の280キロ暴走で事故は確かに起きなかった。もしも他のクルマを巻き込むような事故になっていたならそれこそ大惨事になっただろう。制限速度の存在は、少なくとも万一の事故の時の被害を少しでも軽減するために必要である。その点ではオレは今の規制に同意する。ただ、高速道路の制限速度は120キロくらいにあげてもらいたいと思っている。阪神高速の60キロ規制はただ「あほか!」と思うだけである。このGT−R男も東大阪在住らしいから、きっと阪神高速で暴走をしていたのだろう。そんな馬鹿と遭遇はしたくないのである。
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