2018年09月13日(木) |
教育困難校とFランク大学 |
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日本には多くのFランク大学がある。文部科学省が補助金を出すに値しない教育内容で、しかも入学してくる学生もどうしようもない低学力でニート養成所のようなところがたくさんある。そんな大学で教える教員は勉強しなくてもいいから楽チンなのか・・・というとそうでもないようである。
Fランク大学をこれから襲う問題というのは、学生が集まらないことなのだ。どうやってそこでゼニを浪費してくれる大学生を増やすかということのために、教員たちは高校を回って営業をかけるのである。対象となるのは進学校ではなく、いわゆる教育困難校である。そこには満足に漢字も書けないし、be動詞の使い方もわかってない高校生たちがいる。登校してきても授業も受けずに寝てるか、スマホでゲームをしているかである。そんな高校生たちを求めて、Fランク大学の教員たちは学校回りをするのである。
さて、教育困難校の教員たちはそういうおよそ勉強には不向きな高校生たちにどうやって進路を見つけるのか。就職させようとしても企業はそんなのはいらないのである。外国人の技能実習生のほうがはるかにやる気はあるし、時には日本語能力でさえも高いのである。毎日スマホでゲームばかりしてる馬鹿高校生はいつのまにか言語能力も失われて「やばい」「チョー」「マジ卍」程度の語彙しか使えなくなっているのである。最近のJ−POPの歌詞は何を言ってるのかわからない文学的価値ゼロのものが多いが、そうなった原因はそれを聴く若者たちのレベルが低いということも大きいのである。
困難校の教員にとって「やる気のない連中を就職させる手間」は大変だし、どうせ就職してもすぐに辞めてしまう。そこでそんな面倒な問題を先送りするのが「進学」という選択肢である。オレの家の近くにあるFランク高校も、その卒業生の多くはFランク大学に進学していく。「就職に強い!」と宣伝するそのFランク大学の就職先は、外食産業であったり流通関係であったり、基本的にどんどん人が辞めていく業界である。使い捨ての人材をどんどん供給しているのである。
進学にかかる費用の問題も、「奨学金を借りればいい」と進路担当の先生が安易に勧めてくる。ゼニをかけて入学する先がちゃんとした偏差値の高い大学ならまだ価値があるが、ニート養成所みたいなところに大金をかけて入学し、しかもすぐに中退してしまって後には借金だけが残るという悲劇が多発しているのである。
大学はどんどん減らすべきだし、志願者の少ない大学はどんどん廃校にしたらいいとオレは思っている。ところがその流れを阻むのが、教育困難校の無責任な教員たちなのである。「そんな大学には行く価値がない」という真実を伝えず、どんどん生徒を送り込んでいるのだ。Fランク大学を支えてるのは、教育困難校の教員たちなのである。その癒着構造というか共依存構造をぶっつぶしてしまわないといけない。
これは暴論だが、たとえば奨学金を借りるときに、担任教員が連帯保証人になる制度を作ればどうだろうか。おそらく教育困難校の教員たちはほとんど奨学金を勧めなくなるだろう。基本的にその生徒を信頼していないからであるし、借金を返せないのは自分の指導のせいではなくて、本人の問題と思ってるからである。教育困難校は職業教育の場にして、大学進学という方向性をきっぱり捨てることが必要だとオレは思っている。
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