熊本市長がすべての学校にエアコン設置したということをツイートしていた。それはとてもよいことに思えた。しかし、彼は各校に「ガス発電機」も設置して停電に備えるということを書いていた。いや、そもそも停電になったら都市ガス使えないのじゃないのか? そんなことをオレは思ったのである。
停電に備えたガス発電機を設置するならば、そのガスはボンベから直接引いたプロパンガスを使用すべきである。そのあたりをアドバイスする賢明な方は熊本県には一人もいなかったのだろうか。
たとえば「旅籠屋」というホテルチェーンは、非常用発電機を備えて停電時や災害時対策としているが、ここはきちっとプロパンガスを使用している。だから地震で電気もガスも供給が止まったとしても大丈夫なのである。
熊本市長はツイッターでいろいろと情報発信されている。それは市民にとってよいことである。本当に市長がツイートしてるのか、それとも秘書が代わりに書いてるのかはわからないが、そういう形の情報発信をオレは否定しない。ただ、今回のエアコンの件、どうもオレには「自分は陳情してこういうことも可能にできるんだぜ!」「中央省庁ともつながりあるんだぜ」というくだらない自己アピールにしか思えないのである。
大阪府北部地震の被害の中で、都市ガスの復旧にはかなり時間がかかった。自宅でふろに入れないので、大きな駐車場のある郊外型の温泉浴場が繁盛した。ガスの復旧はとても時間がかかるし、ガス漏れの危険などを考えると拙速に復旧させられないし、そういうわけで地震の時は電気や水道と違ってあてにはならないものなのである。熊本市長はどうかそのことをご理解していただきたい。
オレは日本中の小中学校が早くエアコンを入れるべきだと思っている。日本は昔と違ってくそ暑い国になった。オレが生まれ育った昭和の時代にはこんな暑さはなかったのである。30度を超えると「暑いなあ」と思ったものである。もしも今の時代にオレが大学サイクリング部にいたらきっと暑さで死んでいたかもしれない。
日本は犠牲者が出ないと変われない。熱中症で学校現場の死者がどれだけ出ればエアコンがいきわたるのだろうか。設置費がかかるとか電気代がかかるとか、そんなものはしょせんゼニの問題である。ゼニよりも命が大事であることは言うまでもない。わかってるのか。
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