江草 乗の言いたい放題
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2018年05月11日(金) 国会審議に盟神探湯(くがたち)を導入せよ        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan


 いつから国会は平気でウソをつける場所になったのだろうか。日本の国権の最高機関であるはずの場所が、いい年をしたオッサンオバハンが堂々とウソをつく腐った場所になりはててしまったことをオレは残念に思うのである。どうすればこの状況を改善できるのか。国会でウソをつけなくすればいいのである。どうすればウソを排除できるのか。その方法は一つしか無い。国会審議に盟神探湯(くがたち)を導入するのである。

 盟神探湯というのは古代日本で行われていた神明裁判のことである。ある人の是非・正邪を判断するための呪術的な裁判法であり、探湯とも書かれる。その方法というのは、対象となる者に、神に潔白などを誓わせた後、探湯瓮(くかへ)という釜で沸かした熱湯の中に手を入れさせ、正しい者は火傷せず、罪のある者は大火傷を負うとされる。毒蛇を入れた壷に手を入れさせ、正しい者は無事である、という様式もある。あらかじめ結果を神に示した上で行為を行い、その結果によって判断するということで、うけいの一種である。熱湯では無くて熱泥を使うときもある。

 日本書紀の允恭天皇4年9月条には、上下の秩序が乱れて、姓(かばね)を失ったり、わざと高い氏(うじ)を名乗る者も出てきたため、それを正すために甘樫丘で盟神探湯を行ったという記事がある。各自が沐浴斎戒し、木綿の襷をつけて探湯を行い、正しく姓を名乗っている者は何ともなく、詐りの姓を名乗っている者は皆火傷をしたので、後に続く者の中で詐っている者は恐れて先に進めなかったので、正邪がすぐにわかったということである。

 国会ではどのようにやればいいのか。大釜に熱湯を入れて準備し、野党から「今の答弁はウソだ」という疑義が提示されれば、発言者はこの盟神探湯を行って自らの潔白を示すというふうにすればいいのである。ためらえばすなわちウソをついているということである。国会でウソをつけないということになれば、今のように永遠に継続される茶番劇も無くなるだろう。森友や加計学園の問題もウソをついて引き延ばせないから一瞬でカタが付いたのである。佐川宣寿が一年後にウソでしたとお詫びするまでも無く、その場で記録を提出して終わっていたことだったのだ。

 国会でウソがつけないということは、与党だけでは無くて野党もまた困ることだろう。ガソリンのプリペイドカード現金化による錬金術で政治資金をフトコロに入れて手法は岩手県の自民党議員だけではなくて山尾議員の秘書もやっていた。こういう税金のチョロまかし行為はすべて詐欺罪で検挙すべきである。指摘されたときの答弁に怪しいところがあれば即座に盟神探湯を行えばいいのである。されたくなければ正直に全て話すことである。ちゃんとごまかさずに話さないといつ盟神探湯実行の命令がなされるかわからないのである。議員たちはみんなビビって本当のことしか言えなくなるのである。

 国会議員たちが堂々とウソをつきまくってるような現状で、道徳教育を強化せよなどという方針を文部科学省から打ち出されても困るのである。そもそも大臣や事務次官という国のトップの方に居る方々が「セクハラ発言はしていない」などと録音を突きつけられてもまだシラを切るような国なのである。これがオレの母国かと思うとあまりに情けなくて涙が出るのである。道徳を身につけないといけないのは子どもではなくて国会に居るオッサンである。

 ウソをつけないようにすることともう一つ復活して欲しい風習がある。それは切腹である。高い地位にある人だけに許された責任の取り方である。切腹すればそれですべての責任を免れるという仕組みにすればいいのである。昔から日本ではそういうふうに責任を取ってきたのである。薩摩藩の調所広郷や、高松城の水攻めの時の城主、清水宗治である。

 福島原発の事故に対して、東京電力の当時の会長や役員どもが津波の危険性を提示されても無視していたことに対してどう責任を取らせるのか。巨額の退職金を受け取って逃亡してる勝俣会長以下の連中への罰はもう切腹以外ないのである。これが江戸時代なら、これほどの災害を引き起こした者への罰則はもう切腹以外はなかっただろう。それに切腹は死刑とは違う。東京電力会長としての名誉を守った上での、トップの実に潔い責任を取り方なのである。「今回の事故の全責任はオレにある。オレが切腹するからどうかみんなこらえてくれ!」という形で勝俣元会長が切腹することで、被災者との賠償交渉ももっとスムーズに進んだかも知れないのである。

 ここまで読んで「全く同感」と思う方はどんどんオレの暴言をツイッターで拡散してもらいたい。もちろん「ふざけたことを言うな!」とお怒りの方もいるだろう。オレは最初からふざけたことを書いてるのである。ただ、この国のトップの連中など端から信用などしていないのである。ゼニカネのことしか考えてない志の低さにはもうあきれるばかりなのである。そのやりきれない気分をふざけた意見でまぎらわせているだけなのである。


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