江草 乗の言いたい放題
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2018年04月09日(月) これから大学受験を目指す高校生へ        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan




 新学期が始まった。この4月から高校生になった多くの若者にオレは言いたい。たとえその高校が第一志望の高校ではなくて、公立高校の受験に失敗したから通うことになった滑り止めの私立高校であるにしても、一番大切なことは今の自分の状況を肯定することである。もっともダメなパターンというのが、自分の居る高校を大嫌いになって存在を否定し、不登校になって家に閉じこもってゲーム三昧、学校に行きなさいと叱る親に対して「あんな高校行っても価値がない」と言い返すという状態である。このようになった生徒の末路はたいてい留年の末に中退、転学ということになり、ますます志望大学合格から遠のいてしまうのである。

 地域でトップの公立高校に入学できたとしても、その中で大勢が落ちこぼれるのである。高校入試を突破できたことに満足して「ちょっとのんびりするか・・・」と春休みにゲーム三昧の日々を過ごしたためにそのまま廃人になるやつもいる。大学入試を舐めたらダメだ。目標に向かって必死で取り組む受験生だけが勝ち残れる過酷な世界なのである。

 「こんな高校に居てもダメだ」と今の自分をネガティブにとらえる生徒のまっさきにする行動は、授業を軽視して内職したり寝たりすることである。そうして彼は人生の中の大きな時間を無駄にしてしまうのだ。毎日6〜7時間、それが週に6日あるとして約40時間、月に200時間、年間で2400時間というのは膨大な時間である。それだけの時間を勉強に打ち込めばどれだけ多くの知識を身につけられるだろうか。どんなに英語ができるようになるだろうか。オレはそう思うのだ。

高校生活はどんどんエンジョイしよう。学校行事にも積極的に参加して、クラブ活動も楽しもう。そこで得られるモノは何か。それは「自己肯定感」である。今の自分のことを好きにならないといけないのである。そうして全力でいろんなことに取り組める自分を好きになることがもっとも大切である。

 もしもキミの通ってる高校に成績優秀者を掲示するシステムがあるなら、がんばってそこに名前が載ることを目指そう。それは何よりも励みになるし、また周囲はキミに一目置くことになるだろう。成績は悪いよりも良い方が絶対にいい。定期試験でいい成績を取り続ければ評定平均値も上がるし、その結果思わぬ形で指定校推薦などというチャンスが手に入ることもある。公立トップ校の併願先になるような私立高校なら必ず早稲田大学や同志社大学という難関校の指定校推薦枠がある。自分の行きたい大学学部がその枠にあれば、ふだんの定期試験をがんばるだけでその栄誉を手にすることができるのである。

 東大や京大に現役合格者を出してるような高校では、授業の中味もそうした大学を受験する生徒のために高度なものになっている。そこで定期試験の得点を伸ばすことはそのまま大学受験の勉強につながる。高校生を担任したオレの経験では、実際のセンター試験得点ともっとも相関性が高かったのは、定期試験のクラス内席次だった。中間試験や期末試験でちゃんとがんばれた人だけが、センター試験でも目標の得点ができたのである。 

 国公立大学に入りたいと思ってる生徒が、数学や英語の定期試験で欠点を取るようでは論外である。そんな狭い範囲の試験は軽々と突破できるような力がないと、もっと高い目標に到達することはできない。

 部活動をやってない帰宅部の生徒は、家に帰ってから勉強するかというとそうではなくてたいてい長時間ゲームをしている。そんなことに時間を費やすなら部活動をして身体を鍛えた方がマシである。

 


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