2018年01月24日(水) |
避妊しない性行為について思うこと |
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避妊しないで性行為を行うことが問題ないのはどういう場合だろうか。オレのような常識人間はそれを「子どもを作ることが目的」である場合と「ピルを飲んでいたりして妊娠の可能性がない場合」に限定して考えている。それ以外の避妊無しの性行為はすべて「妊娠の可能性」「性感染症の可能性」が存在するのである。
では次にそうした性行為を行うことについて女性が同意してる場合はどういう時だろうか。これもまた最初に列挙した項目と一致するわけで、その条件に当てはまらない場合は普通は行為に同意しないものである。節度や教養のある女性ならなおさらである。
逆に「女性が妊娠する可能性のある性行為」を一方的に行う男性というのはどういう男性だろうか。まず考えられるのは不特定多数に対してそうした行為を行う性犯罪者である。次に自分の行動に対して全く責任をとらずに性行為を行うクソ野郎である。何も考えずに自分の快楽のためだけに性行為を行う「腐れ外道」である。
節度や教養のある女性に対して、避妊無しの性行為をしたい時に腐れ外道はどうするのか。酔わせたり、デートレイプドラッグを使って相手の抵抗を封じることになる。それはまぎれもなく犯罪である。法的にはそれを「準強姦」と呼ぶ。
伊藤詩織さんの著書「BLACK BOX」を読んだ。そしてレイプクズ野郎山口敬之が「HANADA」に載せたせこい自己正当化の文章も読んだ。両者の主張を付き合わせてわかったことは、山口敬之が避妊無しで性行為を行ったことと、伊藤詩織さんがその行為に対して同意していなかったことである。妊娠の可能性がある性行為に同意する場合というのは最初にオレが上げた項目を確認してもらえれば、今回に限ってはあり得ないということがわかるだろう。望まない性暴力を受けた伊藤詩織さんが山口敬之を訴え、逮捕状執行寸前でなぜかその執行は停止されてしまった。
逮捕状が執行停止されたことを検察審査会は「法的に問題なし」と判断した。性犯罪者が処罰されないで逃げ切ろうとしてる今の状況に対して、伊藤詩織さんは損害賠償の民事訴訟を起こしたというのが現在の状況である。
今ネット上には多くの加害者である山口敬之擁護のツイッターアカウントが存在する。それらはたいていが最近作られた誰かの捨て垢であり、フォローされてる数も少なく、「風説の流布」「伊藤詩織さんを貶めるための悪意」を目的として開設されたことが明らかである。そいつらは検察審査会の決定を理由に「法的に問題ない」「法律で無罪となった」と主張している。そして例えばオレの発言に対して「おまえは法律もわからないのか」「おまえ本当に日本人か?」などと絡んでくる。
ここで勘違いしてはならないことは。検察審査会がどのような決定を下したかということは事実とは全く関係がないことである。検察審査会の決定をタテに「準強姦」という事実までもなかったという主張は、証拠不十分で有罪にならなかった真犯人が「オレはやってない」と強弁してるのと同じである。伊藤詩織さんが望まない性暴力を受け、それを日本の司法制度は「問題なし」と判断した。今の状況はここである。事実までもなかったことにしようとするこの「腐れ捨て垢」どもの発言を見ていると、オレはこの捨て垢の持ち主をすべてツイッター社に開示請求して、名前を公表してもらいたいと思うほど腹が立つのである。
もうこの事件は世界に発信されてしまった。NYタイムスの記事を通じて世界中の人が、山口敬之という腐れ外道が安倍首相のお友達であるということでレイプをもみ消してもらったことを知ったわけである。これがどれだけ国益を損なっていることか。
安倍首相はこの外道だけはかばうべきじゃなかったのだ。「あなたと付き合ってると私の価値が下がります」と冷たく切り捨てるべきだったのだ。もしもオレの親しい人間が、女性に対して望まない性行為を平気でしてそれを平然と武勇伝のように語ったら、オレはそいつと縁を切るだろう。オレは外道とは付き合いたくない。どんなに自分に利益をもたらす相手であったとしてもオレはかばわない。ところが安倍首相はその腐れ外道をかばってしまった。
今からでも遅くない。この外道の性暴力は加計学園の問題とは意味が違う。今、山口敬之を切り捨ててしまっても、それはむしろ安倍首相の評価を高めることだろう。なぜそれができないのか。それはこの腐れ外道がスパコン疑惑というもうひとつの闇につながる存在であり、そこに触れられることが多くの政治家にとって存在基盤を破壊されるような危機につながるからである。山口敬之という一人の腐れ外道は、今や日本の政治の中枢に関わってしまったのである。なんとも恥ずかしい話である。
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