2018年01月05日(金) |
高速道路の対面通行をなくせ! |
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年末年始は帰省のためにふだんあまり運転しないドライバーが長距離を運転する機会が多い。そのために事故もよく起きる。特にオレが気になるのが暫定二車線で対面通行になってる田舎の高速道路である。たまにオレも高速道路の対面通行部分を走ることがあるが、いつもヒヤヒヤしながら運転している。自分がどんなに安全運転して注意していても、ヘタクソに正面から突っ込まれたら逃げようがないからである。
いちおう中央には申し訳程度のゴムポールが立っているが、車の衝撃を跳ね返すようなものではない。あんなものでは屁のツッパリにもならないのである。
正面衝突の場合、相対速度は両方の車の速度の合計だからとてつもない大きな衝撃となる。それを受け止めるにはオレのふだん乗っているホンダS660では無理だ。かといって自分の命を守るためにランドクルーザーやハマーに買い換えるゼニもないし置く場所もない。あのような大きな車は燃費も悪くて迷惑なことこの上ないが、ヘタクソに突っ込まれたときに自分の命を守るという意味では大いに有効だとオレは思っている。
その対面通行部分で、センターラインの所をゴム製のポールではなくてワイヤーロープにしたところ、事故が激減したという実験結果を知った。こんな簡単なことで事故は防げるのだ。ワイヤーロープを張ると、これまでセンターラインを越えてしまっていたヘタクソがそこで跳ね返されて自損事故になるわけである。少なくとも他車に迷惑をかける可能性が大きく減少したわけでとてもいいことである。
道路中央部にワイヤーロープを張って上り下りを確実に分離するだけで大きく事故が減らせるのだ。そのためにかかる費用は知れたものである。交通事故の死者は現在でも毎年減少しているが、対面通行の高速道路での死者をなくすことができればさらに減らすことが可能である。各メーカーの導入している事故防止技術と合わせて、日本の道路を世界一安全な道路にするために国は積極的に動いてもらいたいのである。
もっともいくらインフラ整備に力をいれても、ヘタクソそのものを減らすことはできないわけでこれからの交通事故対策はそうしたヘタクソ対策が重要になってくるだろう。そうなると自動運転の導入が一番効果がある。ヘタクソの運転よりも自動運転の方が安全性が高いのはもう誰もが認めることである。
ペーパードライバーの方でも、いちいち講習にいかなくても自動運転車を買えばいいのである。いずれカーナビで目的地を入れたら勝手にそこまで運んでくれる日が来るだろう。ショッピングモールの大きな駐車場であっても、AIが考えて出入り口に近いところにクルマを駐めてくれるなんてことが実現するかも知れないのである。飲酒運転も根絶できるかも知れない。自動運転でクルマにすべてを任せれば、ドライバーが泥酔して眠っていても勝手に家まで運んでくれるからだ。自動運転技術がどんどん発達したらもしかすると「手動運転禁止」なんて日が来るかも知れない。ドライバーが運転を楽しめるのは今だけかも知れないのである。
今はS660という運転を楽しむクルマに乗っているオレも、次に買うクルマは「自動運転のついたやつ」と決めている。高速道路を長時間走るときはやはり自動運転にしてラクチンに走りたいからである。
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