2017年10月07日(土) |
公約達成ゼロのどこに希望があるのか? |
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希望の党の公約を見た。いつのまにか原発ゼロを引っ込めて再稼働を容認し、その一方でベーシックインカムなどといいう怪しげなものを入れている。それで若者の浮動票を取りたいのだろうか。そんな馬鹿げた実現不可能な政策をただの人気取りのためにやろうとしているあたり、オレはうさんくささしか感じないのである。都知事に当選したときはもっとまともなヤツと思っていたが、とんでもない緑のタヌキなのである。
前原を手玉にとって民進党を解党し、ゼニと候補者を手に入れ、その上候補者を裏切らせて手駒として使う所まではなかなかの策士ぶりだと思っていたが、ツッコミどころ満載の公約を見てオレはあきれかえったのである。
公約というのは達成できて初めて意味がある。そしてやらない公約は有権者である国民に対する裏切りである。
消費税を値上げしないということで大勝した民主党は、野田佳彦が総理の時に自民党と一緒に消費税値上げの法案を通したあとで自爆した。途中から支給されなくなった子ども手当と合わせて民主党政権の二大詐欺公約だったわけである。そうした政治家の裏切りを見てきたオレは、旧民主党の連中の中でも野田佳彦には全く期待していない。おまえはいったい何のために総理になったんだ。少なくとも民主党政権は「消費税は上げない」で貫くべきだっただろう。1ドル70円近い極端な円高や株価の低迷に対して、経済オンチの揃った馬鹿政党は何もできなかった。そこでどういう金融政策をすればいいかということは株式投資をしているオレにはわかっていたが、民主党の連中は誰一人わかっていなかったのだ。民主党には菅直人や鳩山や蓮舫という役に立たないクズしかいなかったからである。どうして全員無能だったのか。もっとも事業仕分けで日本の活力を失わせたことを思うと中国の回し者の売国政治家集団だったという説は理解できる。
日銀総裁が黒田になってその後に起きた金融緩和による株価上昇を安倍晋三は「アベノミクスの成果」と強調するが、官僚に原稿作ってもらわないとろくにスピーチもできず、金融政策もどうせブレーンの入れ知恵で自分で思いついたわけでもない。そんなことはまともな経済学の知識があれば誰にでもできたことである。民主党が全員馬鹿であり、安倍晋三の側近にたまたまわかってるヤツがいただけで、安倍晋三自身が立派だったわけでもなんでもない。もしも安倍晋三がもう少し頭が良かったら、自分のスポンサーである学校法人からゼニをもらって便宜を計っていた事件も巧妙にかわせただろう。答弁せずに逃げることしかできなかったクソに政治家の素質があるとは思えない。
安倍晋三の悪口はおいといて、希望の党の並べた公約は実現までのプロセスがとにかく不透明だ。待機児童ゼロ、、満員電車ゼロ、ブラック企業ゼロ、花粉症ゼロというふうに列挙しているが、そもそも花粉症なんてどうやってゼロにできるんだ。巨大な空気清浄機を設置して大気中の花粉を全部キャッチするのか?そんな荒唐無稽なことを言うなよとオレは言いたいのである。待機児童ゼロを東京都で実現もできないのになんで国ならできるんだ。狭い東京でできないことが広い日本でできるわけがないだろう。
選挙に勝つためにできない公約をならべ、仮にその公約に多くの国民がだまされて選挙に勝ったとしてもどれも達成できずに国民を裏切るという結果に終わるという茶番をオレは見たくないのである。
総選挙という一大イベントを、実現不可能な公約を並べて戦う「希望の党」の並べたゼロ公約の数々、達成率ゼロというオチが最後につくだろうとオレは思うのである。
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