2017年09月22日(金) |
検察官は全力で性犯罪者を守ります |
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オレは検察官というのは犯罪者と戦い正義の職業だと思っていたし、弁護士というのはゼニをもらって犯罪者を守るのが仕事だと思っていた。そういう先入観が大きく間違っていたことを知らされたのが今回の一件である。まずはこの毎日新聞の記事を読んでもらいたい。
<詩織さん被害届>準強姦容疑は「不起訴相当」 検察審査会
9/22(金) 17:33配信 毎日新聞
元TBS記者でジャーナリストの山口敬之氏から性的暴行を受けたとして、フリージャーナリストの詩織さん(28)=姓は非公表=が準強姦(ごうかん)容疑で警視庁に被害届を出し、東京地検が不起訴としたことに対し、東京第6検察審査会は22日、「不起訴相当」とする議決を公表した。議決は21日付。
詩織さんは5月に記者会見。2015年4月に山口氏と食事をした後に記憶をなくしてホテルで乱暴されたと訴え、検察審に審査を申し立てたことを明らかにした。今回の議決書は理由を「(検察の)不起訴記録や申立人(詩織さん)の提出資料を審査したが、不起訴を覆すに足りる理由がない」とした。
山口氏は弁護士を通じ「私を犯罪者と断定するような報道がされ、名誉は著しく傷つけられた。一連の経過で犯罪行為を認定されたことは一度もなく、不起訴が確定したことで完全に終結した」などとコメント。山口氏は安倍政権の内幕を描いた「総理」などの著作がある。【飯田憲】
詩織さんは「(議決)結果を知り驚きました。『不起訴処分を覆すに足る事由がない』と判断されたことについて、なぜそうなったのか、しっかり説明していただきたかったです」などとするコメントを出した。
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詩織さんは被害を訴えるためにホテルマンの証言、タクシー運転手の証言、監視カメラの映像などを集めて、山口敬之を起訴に持ち込んだ。酒に薬物を混入され、昏睡状態でレイプされたことを主張したのである。こうした被害を受けることが女性にとってどれほど屈辱的なことであるか、そしてそれを訴えるということこそが正義であることを検察官は理解していないわけがないだろう。
ところが東京地検はこれを不起訴処分としたのである。オレは訊きたい。酒に薬物を入れて昏睡レイプをしておいて、それでも犯罪にはならないという根拠は何かということである。もしもそんな方法があるなら、それこそ大衆に広く公開すべきだろう。それを知れば犯罪者たちはこぞってその方法を駆使するだろうし、女性も自分の身を守るためにそういう事例を知ることができるからだ。
もしも東京地検が政治家の圧力でこの結果を出したのなら、この連中は全員クソである。もはや検察官としての職務を放棄したただのゲスの集まりである。こんなやつらに正義を守ることはできない。日本はもはや放置国家ではなくて放置国家であり無法国家であるということを国民は知ったわけである。こんな国で正義を実現する方法は国民が武器を持って犯罪者や悪い政治家をテロによって殺すしかないということになってしまう。そんな国になっていいのか。犯罪者を私刑によってでしか裁けない国家というものが間違ってるからこそ司法制度があって警察が存在するのではないのか。我々が裁判の結果に従うのはそれらの判決が正義や法に基づいて執行されてるからじゃないのか。
望まない形で性行為を強要された場合、被害者(女性だけとは限らない)はどうやって被害を訴え、自分の身を守らないといけないのか。自己の身体に起きた被害に対してどうやって回復や賠償を求めるのか。少なくともこの事件はそうした世間の疑問に対して答えを出せる機会であったはずである。
ところが東京地検は「不起訴」という結果を出した。つまり、女性に薬物を摂取させて昏睡中にレイプし、女性がその被害を訴えても起訴されないこともあるという先例を出したわけである。この報道が世界に流れることで、日本の司法制度というものが世界の厳しい批判にさらされることは間違いないし、日本という国が女性の人権を著しく軽視している国であるという評価がされることも間違いない。東京地検のゴミクズどものせいで日本が失った国益はどれほどのものであるのか。この連中全員を昏睡させて真っ裸で路上に放置してやれよとオレは思ったのである。
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