2017年08月24日(木) |
香川県に飲酒運転を許容する町があった! |
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香川県三木町で今年の2月4日、38歳の町の職員の男性が飲食店をはしご酒してクルマを運転し、追突事故を起こしたという事件があった。呼気からは基準値の3倍以上のアルコールが検出され、現行犯逮捕されたのである。まことに悪質である。たまたま信号待ちのクルマに追突程度の事故ですんだものの、一つ間違えば死亡事故にもつながりかねない。オレは常々飲酒運転はすべて殺人未遂で起訴すべきだと主張している。
さて、その町職員は懲戒免職になって当然なんだが、なんと町長、副町長、教育長を含めた町の職員の4分の1にあたる約120人が、寛大な刑を求めて嘆願書を提出してるという。まさに言語道断の動きである。オレのようなまっとうな市民感覚の持ち主から観れば「ふざけるな!」と思う所なんだが、この香川県三木町ではむしろ「たかが飲酒運転で免職は重すぎる」という感覚なんだろう。何しろ本来そうしたものを厳しく監督しなければならない町長や副町長が「許してやれよ!」と言ってるのだから。こんな町は日本の恥である。読売新聞の記事を引用しよう。
飲酒運転職員に町長ら嘆願書…検察は「違和感」
8/24(木) 8:02配信 読売新聞
道路交通法違反(酒気帯び運転)で起訴された香川県三木町の男性職員(38)の公判で、町長や副町長、教育長を含め職員の4分の1にあたる約120人が、高松地裁に寛大な判決を求める嘆願書を提出する異例の展開になっている。
23日の論告で、検察側はこうした動きについて「驚きと強い違和感を感じる」と述べた。
職員は町上下水道課係長。起訴状などによると、職員は今年2月4日深夜、同僚を乗せて乗用車を運転中、信号待ちの車に追突。同僚らと飲食店をはしごした後で、呼気から基準値の3倍以上のアルコールが検出され現行犯逮捕された。
けが人はなかったが、高松地検は悪質として6月に在宅起訴。論告で、検察側は懲役8月を求刑し、弁護側は罰金50万円が相当と主張した。
地方公務員法では、執行猶予を含め禁錮刑以上が確定すると公務員は失職する。このため、同僚らが、失職を免れられる罰金刑を求めて嘆願書を作成し、署名を集めて地裁に提出した。署名した筒井敏行町長は取材に「罪を憎んで人を憎まず。町民も理解してくれるはずだ」と話した。
この飲酒運転事件はいわば町役場ぐるみの犯罪である。同僚と一緒にいたということだから、三木町の町役場には「飲酒運転はOK!」という感覚が横行していたことは間違いない。たまたま事故を起こしたからバレただけで、ふだんはちゃんと運転できていたのだから今回もどうかお目こぼしをということなんだろうか。
オレは提案しよう。こんな姑息な「嘆願書」なんてやり方じゃなくて、「部下の責任は上に立つものの責任」と町長が辞職するならば、刑を軽くしてやってもいいじゃないか。そのかわり三木町では町役場の職員が飲酒運転でつかまるたびに、本人ではなくて上のものが責任を取るというルールを明確化すればいいのである。だったら町民も納得するだろう。今回のくだらない嘆願書は、町長や副町長の責任逃れのような気がしてならないのである。そんなたるんだ役場にしたのはおまえら上に立つ者の責任だろう。
クルマ社会である田舎では飲酒運転を許容するところが多い。しかし、その危険性は都会も田舎も同様である。スピードの出る田舎の方がはるかに危険かも知れない。飲酒運転をした時点で仕事も失い人生がほぼ終了するんだということをちゃんとわからせてやらないと、こんな馬鹿なことをするやつらは減らないのである。そういえば昨日の夜にファミマの駐車場にトラックを駐めて酒盛りしてる馬鹿がいたから110番通報しておいたよ。警察はちゃんとこういうクソを取り締まってくれよ。
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