2017年06月09日(金) |
メルボルン事件に思うこと |
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メルボルン空港の税関で日本人旅行者のスーツケースからヘロイン13キロが発見され、麻薬密輸の疑いがかけられ、そのままオーストラリアの刑務所にた女性がテレビで無実を訴えていた。オレはその番組を観ながら思ったのである。彼女は本当に知らなかったのだろう。しかし、知らなくても麻薬密輸という行為に荷担してしまえば罪を問われるというのが海外標準なのである。なぜなら、それをスルーしてしまえばそうして「荷物の中味を知らない運び屋」は罪を問われないということになり、多くの「本当は知ってるけど知らないフリをする」運び屋を作り出すことになるのだ。法廷で女子大生が「知りませんでした」と泣くだけで無罪になる日本のルールは、世界標準のルールからすれば甘すぎるということになるのである。
日本に入ってくる大量の麻薬はいったいどこからやってくるのだろうか。多くの旅行者が荷物にしのばせて持ち込むのである。暴力団がいかにも組員という感じの人相風体の悪そうな男たちに運ばせるのではなくて、ホームレスや一般人を巧妙に使い捨ての運び屋にして密輸するのだ。もちろん捕まった人たちは「知りませんでした」と無実を主張するわけだが、日本の裁判ではその「知りませんでした」という言い訳をそのまま受け入れて無罪にすることが多い。美人の女子大生が法廷で泣くと無罪、いかにも柄の悪そうなオッサンが「知らない」と主張しても有罪というなんとも理不尽な判決がまかり通ってきたのである。ふざけるなと言いたい。オレは国際標準に合わせて「荷物の中に覚醒剤や麻薬があればみんな有罪」ということにすればいいと思ってる。中国なら死刑だが、日本ではせいぜい5年くらいで出所できる。アフリカから荷物を運ぶことを依頼されて、麻薬の存在を「知りませんでした」と泣いた女子大生も5年くらい刑務所に入ってもらうことが「あぶないバイトにも手を出させない」ために必要であるとオレは思うのである。
芸能人が麻薬や覚醒剤で捕まっても、末端の売人くらいしか検挙されない。その仕入れルートの先の方までさかのぼれないのは、きっと大物政治家や警察幹部が絡んでるのだろうとオレは思ってる。警察組織は身内の犯罪には甘いし、政治家のお友達ならレイプやってもお咎めなしという無法国家が日本である。福岡の一家3人殺人事件だって、最初は自殺で処理しようとしていたわけで、身内の犯罪を出したくないという論理が働いていたのである。
麻薬や覚醒剤の使用者は、入手先を自供した場合のみ初犯は執行猶予、売人は仕入れ元を自供した場合のみ懲役刑、言わないと死刑というふうに上へ上へとルートをたどっていき、暴力団組長とかに行き当たればそいつを死刑にすればいいのである。
日本はヨーロッパと比べて薬物汚染されている程度が軽い。多くの国で大麻が合法化されているが、日本では禁止である。日本が世界に誇れるべき部分はそうした部分ではないかとオレは思うのだ。だからこそより一層麻薬や覚醒剤への規制を厳しくし、売人は原則死刑という厳しい方針で臨むべきである。検挙されたら必ず死刑になるということになれば、そんな危険なシノギに手を出さなくなるだろうし、入手できなくなった使用者たちは禁断症状で発狂寸前になって街で暴れ出すから、ヤク中シャブ中がたちまち検挙されて一気に撲滅できるのである。
しかし、こういうことを書いたらオレをじゃまだと感じた売人たちがオレに濡れ衣を着せようとして持ち物の中に覚醒剤や麻薬をこっそりと入れようとするかも知れない。オレの住む大阪は日本で二番目に麻薬や覚醒剤に汚染された街である。(一位は北九州か福岡だと思う)アメリカ村や釜が崎では路上に売人がいて一見さんでも買えるらしい。昔、半場利一という作家が釜が崎買いに行って逮捕されたのは有名な話である。(その時に取り調べの警官に自分が作家であることを語ったが誰も作品を知らなかったというオチもつく。)まあオレも犯罪者に仕立てられないように注意し、危険な場所には近づかないようにしようと思う。シャブ中どもよ、オレの家に投げ込んでオレに罪を着せようとするのではなくて、そんなヤバいブツは自分で処理してくれ。
メルボルン事件
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