2017年05月30日(火) |
前川喜平は現代版「遠山の金さん」である |
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江戸を舞台にした時代劇の定番と言えば、「大岡越前」と「遠山の金さん」である。この両者に共通するのは、町奉行が市井の人々と交流しつつ重要な情報を得て悪人を懲らしめるというパターンである。特に遠山の金さんは、桜吹雪の彫り物を入れたド派手な遊び人としてケンカしたり大立ち回りを演じたりという部分が面白かったのである。町奉行ともあろう者がそんな場所にいるという意外性が番組の売りだったのだ。
さて、前川喜平さんの出会い系バーへの出入りが読売によってリークされ、それが人格攻撃の材料となってるわけなんだが、オレはむしろこの一件でますます前川喜平さんが好きになったのである。わざわざ自分のゼニを使って貧困女性と話をして、そうして現代のさまざまな問題を実地調査するというのはそこらの並みのレベルの政治家にはできないことである。お小遣いをあげてもいいじゃないか。ポケットマネーをどのように使おうと勝手である。問題なのはお友達だからと大学の設置に手心を加えさせて、結果として数十億の税金をお友達のところに与えることではないのか。
もちろん加計学園側から安倍首相に献金の形で還流したゼニは「絶対にバレないように」さまざまな工夫を凝らしていることだろう。ただオレのような疑い深い人間から見れば、税金から数十億もらってる側が、そこからキャッシュバックする形でお礼を払わないわけがないのである。一度大学を設置してしまえば補助金をこれからずっともらえることとなるわけで、便宜(びんせんじゃないぞ、義家広介!)をはかってもらえたことのお礼はきっと何らかの形でなされているはずである。お礼をしない方が人の道にはずれてるのである。
今の内閣の支持率が高いのは、たまたま前の民主党政権が悪すぎたからである。一度ウンコを喰わされればどんなまずいものでもごちそうだ。民主党時代に株価も経済も最低に落ち込んだからこそ、普通の経済政策を実行するだけで劇的に効果があがったように見えるのである。何も安倍晋三の功績でもなんでもない。
金融緩和だけで実体経済を回復することはできない。金融緩和の結果富裕層の資産はふくらんだが、富裕層がそのゼニをはき出してくれないから結局の所、富の移転が進んだだけであり、貧乏な庶民はますます貧乏になり、金持ちがますます豊かになるという二極分化が進んだだけというのが今の日本の状況である。
建設業もサービス業も人手不足である。人手不足なのになかなか最低賃金も上がらないし、非正規雇用の若者は相変わらずワーキングプアの状態にあえいでいる。そんな世の中をなんとかして変えてもらいたいとオレは野党に期待するのだが、残念ながらウソつきの二重国籍とか、政務調査費ごまかしとか、クズばっかりなのである。まっとうな政治家がなかなかいないのである。
日本はこれから滅びに向かって一直線に進んでいく。それを食い止める方法はいくつもあったのに、既得権益を守りたい連中は何の有効な対策も打ち出さなかった。土地の価格の暴落を恐れて乱開発を防止することもなかったし、外国人の土地所有を制限することもなかった。マンションが売れなくなるからと欠陥マンションの問題ができるだけ報道されないように箝口令を出した。今、マンションを買ってみたもののさまざまな欠陥に苦しんでいる居住者がどれほど多いことだろうか。
前川喜平は現代版遠山の金さんである。文部事務次官が市井の悪所に出入りして実地調査していたなんで面白すぎるじゃないか。これからもどんどんテレビに出て暴露しまくって欲しいのである。そうして安倍晋三の息の根を止めてくれ。
オレが許せないのは、安倍晋三のお友達というだけでレイプした罪をもみ消してもらえた外道が存在したということである。その一点だけでもオレは安倍晋三が許せなくなった。酒にクスリを混ぜて眠らせてレイプするなんて、しかも避妊せずにしたなんてひどすぎるだろう。そんなクソ野郎のことを「お友達」だからとかばうような人間は総理大臣の資格はない。性犯罪者を擁護するヤツは人間として断じて信用できない。
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