2017年04月06日(木) |
銀行は客よりもゼニが大事である |
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銀行からみれば通常の預金者はゴミである。クレジットカード利用者も同様だ。
てるみくらぶが破産したことで、旅行代金を現金で支払ってしまった人はほとんど救済されないこととなった。それはお気の毒だが、破産した以上破産管財人が残った財産を分割して返済することになるから1%くらいしか戻らないのは仕方ないのである。
さて、ここで問題は「クレジットカードで旅行を購入したが、てるみくらぶ破産で旅行がキャンセルになったので引き落としを中止して旅行代金を返して欲しい」という場合である。そのクレジットカードの締め日がまだ来ておらず、実際に引き落とされたわけではないから払うのを止めてもらいたいということである。
ここでクレジットカードを発行している各社の対応をネットで調査してみた。すると驚くべきことがわかったのである。銀行系のカードは基本的に「返してくれない」のである。オレは銀行というもののセコさというか悪徳ぶりをまたしても理解することになったのである。
銀行は当然てるみくらぶにゼニを貸している。今回の破産でそのゼニは戻ってこないわけである。できることなら少しでもてるみくらぶに資産があった方がいい。そうしたら少しでも銀行の取れるゼニは増えるからだ。客が払った旅行代金を客に返してしまえばそれまでだが、それが客の手元に戻らずにてるみくらぶ側の売掛金として残れば、確実に銀行が回収可能な資産となるのである。そんなオイシイ権利を卑怯な銀行側が手放すわけがないのである。
クレカ引き落としの中止だが、三井住友系列は絶対にダメらしい。ということは三井住友は客の資産などどうでもいいと思ってるということである。オリコカードなどは返金に応じてくれるらしい。もっともそのあたりもオレがネットで適当に検索して拾った声だけだから正確なことは言えないのだが、ゼニを返さない理由に関してはオレの憶測が当たっているだろう。
もしもここで「そんなゼニは客に返すのが当然でしょう」と顧客本位に立つ姿勢を貫くようなカード発行会社が存在するなら、たとえ年会費は高くてもオレは迷わずそのカードを選ぶだろう。残念ながらそんなふうに名乗り出る会社は一つもなく、実際はカード会社はみんな銀行のいいなりなのだが。
昔、静岡県に本拠を置く「クレディア」という消費者金融の会社があった。ここが過払い金の返還で経営が苦しくなった時、なんと静岡銀行は「クレディア」をつぶしてしまって債権を買い取ったのである。クレディアでゼニを借りていた人たちは、静岡銀行に返すことになったのである。そして過払い金の返還はもちろん行われなかったのである。「過払い金の請求権」なんかのせいでゼニを失いたくなかったというのが本音だろう。銀行にとって一般顧客なんてゴミだからだ。
銀行はゼニのない人には基本的にゼニを貸してくれない。ところがオレみたいにまっとうな仕事について収入のある社会人にはじゃんじゃん無担保で貸してくれる。貧乏人はゼニがないから借りるのである。ところが銀行はゼニのある人に貸すゼニはあっても、ゼニのない人に貸すゼニはないのである。
今、マンション投資などの資産運用が盛んである。それが収入UPの方法であると銀行にだまされて、全額ローンで物件を購入する人もいる。その場合、面白いのは購入する物件の価格がものすごく割高なことである。プ○サンスなんとかの物件とか特にそうだ。そんな割高なマンションを誰が買うんだ?という値段で投資用に購入させられ、そのローンを延々と払わされるのである。もちろん家賃の値下がりなどで途中で投資は赤字に転落し、それを多くの人は働きながら必死で返すのだが途中であきらめて損失を確定させて退場する人も多い。
儲かるのは銀行だけである。
銀行は預金者や顧客なんてゴミとか思っていない。だからオレも銀行には何も期待していない。ただ利用するだけである。オレは学生時代、ティッシュはいつも富士銀行出町支店からもらっていてほとんど買ったことがなかった。最近の銀行はティッシュも置いてないのである。サービス悪いぞ。
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