2017年02月05日(日) |
JASRACは音楽の普及を阻害するクソ団体である |
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音楽を普及させるためにはみんなが音楽を楽しめる環境が必要だ。聴いて楽しむ人たちはやがては自分の手で演奏したいと思うだろうし、音楽教室に通って上手くなりたいと思うだろう。ところがその音楽教室でのレッスンのために演奏することに対して、JASRACがゼニを掠め取ることを決定した。いったい何を考えてるのだろうか。
JASRACには音楽を全く愛してなくてただの金づるとしか考えてないクソみたいな連中が大勢存在する。どうせそういう連中は天下りの奴らなどで、自分たちのフトコロを少しでも豊かにしたいなどという腐った根性の持ち主だろう。
歌手や作曲家、作詞家たちは自分たちが世に送り出した楽曲に対してどのようにとらえてるのだろうか。それを音楽教室で使用されることに対して不快感を覚えてるのだろうか。絶対にそんなことはないはずだ。いつまでも愛され、そして人々の心に残ることこそが作り手にとっての喜びではないのか。自分が死んだ後もずっと愛され続けることと、JASRACのせいで忘れ去られることのどちらを望むだろうか。そんなことは自明のことである。
今回のくだらない決定に対して、宇多田ヒカルさんが異議を申し立てた。そして自分の曲はいくらでもタダで練習用に使ってくれと訴えたのである。彼女は過去に自分のツイッターやブログなどで自由に歌詞を引用できないことのおかしさも発言している。自作の歌詞さえ勝手に引用できないなんてルールはそもそもおかしいだろう。それが第三者の商業利用ではないことなど一目瞭然なのにJASRACはケチをつけてくるのだ。
オレがかつて書いた日記やブログの中に引用した歌詞の一部のフレーズに対して、JASRACは削除要求をしてきたことが何度かある。もしもそのまま放置したらこの連中は弁護士を使って法外な金額のゼニを要求してくるのだ。天下御免の恐喝集団である。オレは腹が立ったが、もしもオレが削除に応じなければ今度は別の所に圧力を掛けてその日記やブログのオレのアカウントが消されてしまうのである。言うことを訊かなかったらゼニを払え、払わなかったら社会的に抹殺するぞと脅してくるのだ。オレはこんなクソどもと争う時間やゼニがもったいないので削除に応じたが、オレによって紹介されることの方がその歌が再評価されたりCDが売れることにつながるわけでJASRACのやってる恐喝はむしろ音楽の普及を阻害する行為である。
今回の理不尽な要求に対して音楽教室側は戦う姿勢を見せている。オレも全面的に応援したい。そしてどうせならこのような機会にJASRACの中の不明瞭なゼニの流れや、徴収されたゼニがどれだけ著作権者に渡っているのか。JASRACの役員どもがどれだけ高額な報酬をもらっているのかなどを明らかにしてもらいたい。
CDの売り上げが減少し、有料配信されてるものと合計しても年間3000億円程度、それにコンサートの総売り上げがやはり年間3000億円程度だから日本の音楽産業の売り上げはせいぜい6000億円程度しかない。しかし、JASRACに入るゼニは年間1000億円を超えているのである。音楽業界の小さなパイの中で、JASRACが搾取してるゼニはあまりにも大きいのだ。
映画「君の名は」は大ヒットし、その中で使われた「前前前世」という曲の替え歌はたくさんYOUTUBEにUPされているのだが、かなりレベルが高くてセンスを感じさせる。おそらくそれらも著作権法違反ということでJASRACに狩られる対象なんだろう。二次創作を認めてそこからもゼニが取れるようにすればいいとオレは思うのだが、どうもJASRACの頭の固い連中からすれば、そんなものはみんな「悪質なパクリ」でしかないわけだ。JASRACの音楽教室に対する要求は「売上額の2.5%」である。25億円の増収を図ろうとしてきたのだ。
JASRACが「著作権者の保護」をタテマエにしてやってることの実態は、すべての音楽利用に税金が掛けられて搾取される結果、音楽がどんどん衰退していくということなのである。こんなひどいことをオレは断じて許せないのである。
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