2016年04月17日(日) |
もしもサミットの時に津波が来たら・・・ |
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伊勢志摩サミットは5月26日、27日、三重県志摩市・賢島にある「志摩観光ホテル」で開催される予定である。世界の要人がここに集まるわけだが、オレはものすごく危惧していることがある。それはここ一連の熊本での地震のことだ。地震というのはほとんど何の前触れもなく突然にやってくるのである。そして志摩半島というのは、近々襲来することが予想されている南海トラフ地震の震源域に近い。もしもサミット開催期間中に南海トラフを震源とする巨大地震が起き、その津波がサミットの会場を襲えばどうなるのかとオレは心配するのだ。
もちろんサミットの参加者の中には、プーチンや習近平という独裁者が居て、こいつらは他国を兵器で武力侵略するようなならず者だから世界平和に害をなすだけのどうしようもない輩だ、津波でそういう悪い政治家が一掃されることに関してはオレはむしろよいことだと思っている。しかし、津波というのはそうした悪い国家元首だけを選んで押し流してくれるわけではなく、良い政治家も一緒に流してしまうのである。むしろ悪運の強い困った奴らだけが助かり、いい人が犠牲になる可能性が高いのである。だからこそ津波が起きたら困るのである。
ただ、オレの記憶では確か志摩観光ホテルは高台にあったと思う。こんな貧乏なオレでも人生でたった一度だけだが志摩観光ホテルに泊まって名物のあわびのステーキを食べたことがあるのだ。だからそこがどんな贅沢な場所かは知ってるのである。きっと世界の要人たちもそのあわびのステーキを食べるのだろう。イスラム教の戒律では貝類はOKなんだろうか。きちっと宗教的な処理を済ませた食事になるのだろうか。そんな余計なことをオレは心配するのである。
その高台にある志摩観光ホテルが仮に津波の被害を免れたとしても、そこに報道陣や付き人たちなど全員が泊まれるわけもないわけで、周辺の低地にあるホテルに溢れる人たちもいるだろう。そこに津波が襲来すれば、ある程度の被害は逃れられないのである。そこでやはりなんらかの政府の対応が必要になってくるだろう。
日本は地震国だ。いつどこで活断層が動いて地震が来るのかわからない。もしも原発の直下に活断層があれば、耐震性がどうこうという問題ではなく確実に格納容器が破壊されてしまうだろうし、制御棒が整然と並んでるはずの中味がぐちゃぐちゃになって崩れ落ちてしまったらいったいどうやって回収するのだろうか。冷却用プールの水なんてみんな流れ落ちてしまうだろう。これまでそうした破壊が怒らなかったのはたまたま「運が良かった」だけのことである。実際に原発を地震が襲ったら、たった15mの津波でいとも簡単にメルトダウンしてしまうのが日本中の沿岸部に立地した今の原発の脆弱な耐久性なのだ。
繰り返し言う。これまで事故が起きなかったのはたまたま運が良かっただけである。もしも地震や津波に襲われたら、日本中のどの原発でも福島原発のような回復不能な状況に陥ってしまうのである。そして日本中の全ての原発が非常時の「コアキャッチャー」を装備してない、ヨーロッパの安全基準には不適合な欠陥原発なのである。どうして原発の安全性を巡る訴訟の中でこの欠陥をもっと指摘しないのかとオレは不思議に思うのだ。きっと裁判官もこのことを知らない無知な奴らが多いはずである。
サミットにやってくる世界の要人たちの中には、パナマ文書で名前が出てる奴らもいるだろう。税とは貧しい者がさらに貧しくなり、金持ちがそのゼニをピンハネしてさらに金持ちになるイカサマのようなシステムであるということを今回の情報流出はさらに明白にしたわけだが、名前の出てる日本人の中にはなんとユニセフの寄付金の2割を手数料としてピンハネしてるあのお方も入ってるらしい。いやはや、そのピンハネのほんの一部でも貧しい人たちのために使ってもらえればと思うのだが、そうした偽善も含めてその人の個性なんだろう。しょせん世の中の金持ちというのはそういう連中ばかりなのだ。
サミットに集まってる世界の要人たちも、自分たち先進国の武器商人の金儲けのために世界のいろんなところで地域紛争が起こされ、名も無い多くの人々が犠牲になってることをいつも知らんぷりである。核軍縮はしょせん口だけだし、頭の中にあるのは景気振興という金儲けのことだけだ。オレから見ればサミットなんて悪人どもがただ腹をさぐりあってるだけにしか見えないのである。
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