2015年12月23日(水) |
プラレールに浮上式リニアが出るとは! |
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オレは子どもの頃、「プラレール」で遊んでいた。たくさんの線路を引いて、さまざまな路線の組み合わせを図に書いてはコレクションしていた。ずいぶん後になって「A列車で行こう」というゲームがアートディンクから発売されたときにたちまち夢中になったのは、子どもの頃のそうした体験があったからだろう。
そのプラレールは、オレが小学校の高学年になったくらいに、「もうこんなオモチャからは卒業」という意味だったのだろうか。オレよりも年下の従兄弟の家に譲られてしまったのである。それは全くオレの意志とは無関係のところで決定された方針だった。
それから40年以上の月日が流れ、まだまだプラレールは進化しているらしい。オレは新聞に入っていたチラシで、なんとプラレールに浮上式リニアが存在するということを知った。オレは建設中の「リニア新幹線」には反対の立場だが、おもちゃのリニアモーターカーには賛成である。家で遊べるプラレールがなんと浮上式リニアになっているのか。なんとしても観たいと思ってさっそくオレは近くにある「トイザらス」に行ってみたのだが、クリスマス商戦で大混乱のその店には残念ながらその浮上式リニアである「プラレール・リニアライナー」は箱に入った新品しかなかった。
買わないでただ観てみたいというオレにとってそんなものは何の意味もない。店に展示してあるのが走ってるところをただ観たかったのだ。もっとでかいオモチャ屋に行かないとだめなのか。それなら「あべのハルカス」とか「ヨドバシカメラ」に行けば展示品を観ることができるのだろうかと思ったのである。
とにかく実物が見たい。どんな速さで、どんな仕組みになっていて、どんなふうに動くのか。それが観たくてたまらないのである。
しかし、もう発売されているのだから誰かが走らせた動画をネットにUPしているはずだと思って「プラレール」「リニア」で動画検索してみるとたくさんヒットした。いやはや驚きである。なんて速いんだ。一瞬である。なんかもうオモチャの域を超えているのである。
線路には永久磁石が埋め込んであり、透明になっている。その透明な線路の上を専用のリニアモーターカー車両が浮上して走るのである。線路はどんどん買い増ししていけるので資金さえ投入すればかなり長大な路線を引けそうである。
さて、この「リニアライナー」、オレが新聞のチラシで見た値段は31500円だった。これを高いとみるか安いとみるか。たしかにプラレールにしては高い。ただ、そのオモチャの目指した先進性というものを考えればそんなに高くないのかも知れない。この「浮上式リニア」を買うのはいったいどういう層だろうか。
クリスマスイブはもう明日である。クリスマスプレゼントはすでに購入されてきっと家のどこかに隠されているのだろう。きっとかなりの数のこの「プラレール・リニアライナー」が日本中の子どもの「クリスマスプレゼント」になっているだろう。しかし、ただ走るだけのこういうオモチャに今の子どもは満足するだろうか。きっと「ニンテンドウ3DS」とかをもらう方がずっと喜ぶような気もするのである。
この「リニアライナー」おそらく日本人よりも海外のマニアやオモチャオタクが狂喜することは間違いない。日本人はなんてすごいオモチャを作ったんだという具合である。そしてきっと中国ではこの偽物が作られることだろう。そうして日本製よりもずっと安く売られるのである。いやはや、どんなものになるのか、それもちょっと見てみたい気もするのである。
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