2014年11月09日(日) |
大臣にはサルでもなれますよ! |
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安倍晋三首相が議員の中から大臣を選ぶときはどんな基準で選ぶのだろうか。少なくとも大臣にふさわしい見識を備えた人物を選ぶのだと思いたいのである。それなのにどうして一般人よりもはるかに馬鹿としか思えないような人が選ばれるのだろうか。たとえば経済産業相に就任するような人物が、満足に地名も読めないのはなぜだろうか。「川内」は「かわうち」ではなくて「せんだい」ですよとちゃんと官僚に事前に説明してもらわないといけないのだろうか。宮沢大臣には大阪に来て「十三」「放出」などの地名をぜひ読んでもらいたいのである。
もちろん議員の方々は日々忙しく、東京と地元を行ったり来たりしないといけないのでろくに読書の時間もないほどであることは十分承知しているが、それでも少なくとも最低限の常識は理解しておいて欲しいのである。
歴代の法務大臣にもなぜか馬鹿が多い。馬鹿でも務まるポストなんだろうか。法務大臣と言えば死刑執行の命令を下さないといけない重要なポストだと思うのだが、なぜかボンクラが任命されるのである。最近は女性がこのポストに指名されることが多い。死刑反対論者が法務大臣になるのも問題だが、刑事訴訟法がろくにわかってない馬鹿が「法務大臣」というのも問題だ。せっかく東京大学教養学部を出て、ハーバード大学ケネディスクールで政治行政学修士号を取得までしているのに、「不起訴」と「起訴猶予」の違いを知らなかったのか。
馬鹿な大臣が逃げ口上で使う決まり文句がある。「具体的な事例は答弁を差し控える」というフレーズだ。11月4日の参院予算委員会で上川陽子法相は、民主党の水岡俊一議員に「質問通告にはありませんが」と、いきなり「不起訴」と「起訴猶予」の違いを聞かれてそう答えたのである。いや、その答えはまずいだろ。
政治家と言えば犯罪者のなれの果てみたいな感じで議員のスキャンダルが続々出てくるわけだが、その一人である西川農林水産相が栃木県職員時代に収賄罪で逮捕された時に「起訴猶予」だったのを本人が「不起訴」と主張したことに対して、水岡議員は法務大臣に話を振ったのである。そこで起きたのがこの珍問答だったわけだ。
それから3分間、上川陽子法相は事務方に用意してもらった六法全書を読んで説明しようとしたのだが、しどろもどろになってうまく説明できず、結局最後は水岡議員に説明してもらったのである。
うちわで辞めた議員の後任ということで、ちょっとはマシな人間を起用するかと思ったらこういう無知な女だったのである。学歴はあてにならないものであることもまた認識させてもらった。
上川議員がその時に読んでいた六法全書の中の刑事訴訟法248条には以下のように記載される。
犯人の性格、年齢及び境遇、犯罪の軽重及び情状並びに犯罪後の情況により訴追を必要としないときは、公訴を提起しないことができる。
きっとこの日本語の意味を彼女は必死で考えていたのだろう。
西川農水相は最終的に自分が起訴されなかったのだから「不起訴」=「無罪」という意味で勝ち誇ったように語ったのである。「オレは無実の罪で陥れられたんだ」とでも言いたかったのだろうか。なんでも都合良く解釈したがる馬鹿はいるものである。起訴されなかったことで政治や利権がらみの汚い取引に関わっていたことまでなかったことにできると思ってる時点でこいつはクズだ。
オレのような庶民は別に馬鹿でも問題ないのだが、少なくとも「法務大臣」サマが法律を知らなかったら話にならない。今からでも勉強することをお勧めする。あるいはその職を辞任して、もう少し知識のある方に代わってもらえばいいのである。
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