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数日前からのどに違和感があった。少し痰が絡むような感じが続き、声が少しかすれるのである。そういうわけで少し気になっていた。病院に行って確かめないといけない・・と思っていたのだが。秋のこの季節は文化祭や体育大会という行事がある関係でなかなか早く帰れないのである。
もしも大きな病気だったらどうしようか。喉頭癌とかなら命に関わる。また、のどにできた腫瘍を取り去るために大きくその部分の組織を切除してしゃべれなくなるなんてことになれば、オレの教師という職業にとっては致命的なことである。筆談ティーチャーというやり方や、ICレコーダーを使ってかわりにしゃべらせるという方法もないわけではないが、とにかく声が出せなくなることはオレの仕事にとっては大変な問題なのである。そんな最悪の事態をあれこれ想定しつつオレは焦っていたのである。
それでも病院に行くチャンスをなかなか得られなかった。職場にいつも夜8時くらいまではいるわけで、そうなるともう診療時間を過ぎてしまう。大きな病院は午前中しか外来を受け付けてないというところも多い。そのためにわざわざ休むのも周囲に迷惑がかかる。しかしどうも気になる。それで木曜日、たまたま奇跡的に早めに帰れそうだったのでネットで調べて木曜日午後にやってる耳鼻咽喉科を発見して行ってみた。いちおう鼻からファイバースコープを入れて診てもらった結果、のどが腫れてますということで薬を4種類もらいそれを飲んだのだが、その耳鼻咽喉科はなんだか古ぼけた雑居ビルの中にある30年くらい前の雰囲気のところだった。本当にここで大丈夫だったのか。
本当になんともないのか。オレは少し心配になった。病院に行って精密検査をしてもらうべきだろうか。でもたいてい午前中に行かないといけない。今はちょっとその余裕はないなあ・・・と思いつつ、さらにその翌日金曜日、家の近くにある耳鼻咽喉科でセカンドオピニオン(?)を手に入れるために帰宅を早め、いつもは使わない高速をすっ飛ばして、それでも診療終了時間を少し過ぎたのをなんとか頼み込んでみてもらった。
ファイバースコープで撮影した写真には、少し白くのどに痰が付着してるのがわかった。しかし、それ以外の腫瘍などは認められず、オレの危惧した事態はとりあえずは回避されたのである。オレはその写真を受け取り、そして昨日もらった4種類の薬を示した。すると「その薬をそのまま飲んでください」ということだった。かくしてオレの心配はとりあえずなくなったのである。
もうオレも50をすぎた老年の一歩手前である。いつ大病になってもおかしくないし、実際これまに何度か入院している。ちょっとした異常もやはり気になるのだ。いつもよりも激しい頭痛があると、もしや脳から出血してるのでは・・・とあわてて脳神経外科でCTをとってもらい、「ただの肩こりです」と診断されて、首筋にフェイタスを貼ったら治るなんてこともあった。ただの肩こりで脳神経外科に駆け込むということを聞いたら多くの方は「あほか!気にしすぎじゃ」と思うかも知れない。しかし、頭が商売道具のオレにとって、脳になんらかのダメージを受けるということは絶対に避けたかったのである。
ただ、「老い」は確実に訪れる。階段を上がるのがだんだんしんどくなって、疲れやすくなってきたことは自覚している。体力はもう昔と全然違う。夜になるとすぐに眠くなるし、徹夜なんかしたらしばらくは起き上がれないほどの消耗をする。もはや若いときの自分とは全然違うのだ。
「運動不足だから・・・」とオレにアドバイスする方もいる。ちゃんとカラダを動かせば老化は防げると。しかしオレに絶対的に不足してるのはその「カラダを動かす時間」なのである。休日に自転車で出かけていた学生の頃とかがなつかしいのである。あの頃は体力が本当に充実していた。一日に200キロ軽々と自転車で走ることができた。そんな全盛期の自分の体力を思えば、今は本当に衰えてしまったなあと思うのである。
これからもちょっとした異常で検査したり病院に駆け込むこともあるだろう。そうやって自分のカラダに注意をしつつ、どれだけ生きることができるのだろうかとオレは考える。リニアが東京大阪間を結んだときにはオレはもう生きてないだろう。
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