2013年09月02日(月) |
今、堺市長選挙に注目なのである |
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橋下徹大阪市長がかねてから提唱してきた大阪都構想にとって、最大の抵抗勢力が堺市長の竹山修身氏なのである。大阪府庁に勤めていた竹山氏は、橋下氏の支援を受けて2009年の9月に現職の木原市長を破って堺市長になった。そうして木原市長が計画していたLRT導入を撤回したのである。まあ最初は橋下氏の配下だったわけだ。堺市を支配するために送り込んだ刺客が、なぜか独立して橋下氏に逆らって、大阪都構想に反旗を翻したわけである。オレはこの時点でこの竹山氏の「信義」というものについて疑問を感じるのだ。
さて、その堺市長の任期満了ということで9月に行われる堺市長選挙に当然この竹山氏は現職ととして再選を目指して立候補するのだが、もちろん橋下大阪市長はかつての子飼い武将だったはずの竹山氏が自分を裏切ったことへの報復として、そして今度こそ大阪都構想に協力してくれる人物として、元堺市議の西林克敏氏を対立候補に起用した。その堺の戦いがなかなか熱いのである。オレは興味深くその帰趨を見守っているのだ。
さて、もう選挙戦というか中傷合戦もはじまっている。たとえばこんな具合である。産経新聞の記事を2本引用しよう。
市長は「税金むしゃむしゃ食べながら太ったブタ」 維新・馬場氏が発言2013.8.26 21:51 [選挙]
堺市長選で大阪維新の会が擁立する元市議の西林克敏氏の選対本部長を務める馬場伸幸衆院議員が、26日に南海堺東駅前で行われた街頭演説で、再選出馬を予定している竹山修身(おさみ)市長が税金を無駄遣いしていると主張。「あの市役所にはみなさまがたの税金をむしゃむしゃ食べまくった太ったブタがいます」と揶揄(やゆ)した。
その上で「この太ったブタを追い出し、自分たちのことは自分で考える堺をみなさまの手で作っていただきたいと思う」と発言した。
馬場氏は堺市議出身で、昨年12月の衆院選で大阪17区から出馬して初当選した。
でもその馬場議員は、所得税控除目的の迂回寄付で税金をちょろまかしていたりするのである。あなたも税金で太ったブタじゃないのかな。それは「合法」ではなくて「脱法」なんだよ。道義的にはどうかと思う行為だね。
所得税控除目的、維新の馬場氏も迂回寄付 事務所は「問題はない」2013.4.10 13:49 [政治の不祥事・疑惑]
日本維新の会の馬場伸幸衆院議員(48)=大阪17区=が、自民党に所属していた平成21年、自身が代表だった自民党支部に221万円を寄付した上で、後援会に211万円を迂回(うかい)させていたことが10日、分かった。所得税控除を受けていたとみられる。
政治資金収支報告書によると、馬場氏が「自民党大阪府堺市第12支部」に寄付。その後、自身の後援会に寄付するなどの手法が取られていた。
租税特別措置法では、政治家が自らの政治資金管理団体に直接寄付した場合は所得税控除が受けられないが、馬場氏は政党支部を迂回させることで最大約3割の税控除を受けていたとみられる。
馬場氏は元堺市議で、昨年12月の衆院選で維新から立候補し、初当選した。
馬場氏の事務所関係者は産経新聞の取材に「法律に基づいてやっていることで問題はない」としている。
こういう行為を「法律に基づいてやってる」と開き直れる図太い神経のヤツこそが、税金泥棒なんだとオレは確信する。たとえばオレが教職に就いたままでNPO法人の代表となったとしよう。そのNPO法人にオレがたくさん寄付をして所得税の控除を受ける。ところがそのNPO法人は全くオレの私物で、その法人にガソリン代や食費などのさまざまなオレの支出を負担させていたらどうなのか。そういう卑怯な節税行為を「法律に基づいてやっていることで問題はない」と胸を張って言える人間に、他者の税金の無駄遣いを批判する資格は全くないのである。
堺市長選挙に出馬する維新擁立の西林氏が負ければ、大阪都構想は頓挫する可能性が高い。しかし、仮に勝ったとしても、竹山氏のように裏切ればどうなるのか。せっかく手にした堺市長の椅子をすぐには捨てることができないような気がするのだ。せっかく一国一城の主となったのになんで捨てるのかということなのである。オレが一番期待する展開は、西林氏が選挙に勝ち、その上で橋下氏を裏切るという流れなのである。やっぱり政治はそうでないと面白くないのである。権謀術数渦巻く世界だからこそスリリングで面白いのだ。
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